6番線 歌詞 Labit room ふりがな付

6番線ばんせんのプラットホームから 私わたしを残のこした
事ことの顛末てんまつは もう見みえなくなった

この目めから見みた君きみに吹ふき込こんだ予感よかんが
解とけぬまま 真夏まなつに迷まよい込こんだ夢ゆめ
思おもった以上いじょうに 描えがいたものはずっとそばにあったんだね
「もしかしたら」を確信かくしんに塗ぬり替かえたシーンを
逃のがさぬ様よう また一ひとつ此処ここで乗のり継ついだのに
わかっていたんだ もう一度いちどと願ねがう場所ばしょにはもう戻もどれそうにない

いいから急いそいでと 煽あおり立たてた
恋こいは押おし止とどめられないまま
抜ぬけ殻がらになっても 悔くいはしないよと
勇いさみ立たつ心こころは 疑うたがうことすらしなかった
仕方しかたないでしょう?

6番線ばんせんのプラットホームから すべて始はじまった
あの日ひの想おもいが見みせた勘違かんちがいだね
続編ぞくへんに居いないその一人ひとりを背後はいごに
粉々こなごなになった心こころを抱だいて 逃にげる様ように走はしった

今いままでも 似にた道みちを引ひき返かえしてきたからか
その傷きずも 新あたらしい風かぜが掻かき消けしたように思おもっていたんだ
「もう一度いちど」と願ねがったところで 息いきが続つづきそうにない

貴方あなたの世界せかいから私わたしは消きえた
それに疑うたがう余地よちはないから
もらった歌うたから 些細ささいな話はなしまで
私わたしの世界せかいでの「なかったこと」は積つまれていった
また同おなじでしょう

反対はんたい行ゆきに向むかう人波ひとなみ じゃれ合あい 未熟みじゅくさ
眩まぶしき日々ひびのまるでキャスト違ちがいだね
何なん千万ぜんまんの価値かちの絵画かいがに劣おとらぬ美うつくしさ
でも今いまになってすべて滲にじんだ

いいから急いそいでと また駆かけ込こみ乗車じょうしゃ
ドタバタした私わたしは変かわらないまま
閉しまり切きったドアの向むこうに貴方あなたが
いてもそうじゃなくても 気きに留とめることもないけど
あの姿形すがたかたちはもしかして

6番線ばんせんのプラットホームから 私わたしを残のこして
立たち去さった影かげを 追おうことも無ないけど
何番なんばん煎せんじか分わからぬストーリー 捨すてれずに持もって また此処ここに立たって…

6番線ばんせんのプラットホームから すべて始はじまった
舞まい込こんだシーンは とんだ勘違かんちがいだね
続編ぞくへんを見みたい その一人ひとりを背後はいごに
痛いたみを散ちらして また息いきを切きらして
もう一度いちど走はしってみたい