「それは、いいことだよ」なんて
強つよがりを言いってあいつは、ついに消きえてしまった。
これでまた独ひとりぼっちだな
宿題しゅくだいの続つづきでもしよう。
未成年みせいねんたちを観察かんさつしていた。
ひとごろしのバケモノの都市とし伝説でんせつに沸わき立たってる
わたしたち、ただの未成年みせいねん
禁断きんだんの恋こいに酔よって、真実しんじつさえも捻ねじ曲まげた
そんな子こもいたっけなぁ。
愛あいされたい心こころだけが膨ふくらんで大おおきな怪獣かいじゅうに
育そだった彼女かのじょもそう、未成年みせいねん
平凡へいぼんな日常にちじょうを、「地獄じごく」だと言いってた女おんなの子こ
独ひとりで絵えを描かいてる
そんな
未成年みせいねんだった。未成年みせいねんだった。
曖昧あいまいな感傷かんしょうを、言葉ことばに出来できないから
未成年みせいねんだった。未成年みせいねんだった。
屋上おくじょうであの子こは独ひとり言ごと
虚うつろな顔かおして呟つぶやいている。
閉鎖へいさ空くう間かん、教室きょうしつで、晒さらされる恐怖きょうふに怯おびえて
心こころを閉とざした未成年みせいねん
ゴーグルの、向むこう側がわも似にたような世界せかいが広ひろがってる。
空想くうそうも現実げんじつも、変かわんないなあ。
未成年みせいねんだった。未成年みせいねんだった。
繰くり返かえす日常にちじょうに、今いまにも潰つぶれそうな
未成年みせいねんだった。未成年みせいねんだった。
屋上おくじょうのあの子こはまた今日きょうも
うなだれたままで家いえにかえる。
ロクなもんじゃない。
決けっして綺麗きれいじゃない。
「だから何なにもかも捨すてちまえ」って
そんなこと言いった奴やつもいたな
寂さびしそうな顔かおをしていたけれど
思おもい出でのポケットが破やぶれてしまったあの人ひとを
追おいかけた彼かれも未成年みせいねん
「恋人こいびとは自分じぶんだ」って、嘘うそでまた彼女かのじょを塗ぬり替かえた
日替ひがわりの恋こいをする
上うわの空そらの、瞳ひとみの奥おく、知しらない大人おとなが居いることに
気きづかないフリした未成年みせいねん
よるがくればまたいつも、思おもい出だしてしまうんだ
その手てのあたたかさを
みんな
未成年みせいねんだった。未成年みせいねんだった。
湧わき上あがる感情かんじょうの、名前なまえも知しらないから
未成年みせいねんだった。未成年みせいねんだった。
あの子こは屋上おくじょうで、黄色きいろを纏まとっていた
未成年みせいねんだった。未成年みせいねんだった。
屋上おくじょうのあの子こに今日きょうは言いおう。
思おもってもいないことを言いおう。
「それはsoreha、いいことだよiikotodayo」なんてnante
強tsuyoがりをgariwo言iってあいつはtteaitsuha、ついにtsuini消kiえてしまったeteshimatta。
これでまたkoredemata独hitoりぼっちだなribotchidana
宿題syukudaiのno続tsuduきでもしようkidemoshiyou。
未成年miseinenたちをtachiwo観察kansatsuしていたshiteita。
ひとごろしのhitogoroshinoバケモノbakemonoのno都市toshi伝説densetsuにni沸waきki立taってるtteru
わたしたちwatashitachi、ただのtadano未成年miseinen
禁断kindanのno恋koiにni酔yoってtte、真実shinjitsuさえもsaemo捻neじji曲maげたgeta
そんなsonna子koもいたっけなぁmoitakkenaa。
愛aiされたいsaretai心kokoroだけがdakega膨fukuらんでrande大ooきなkina怪獣kaijuuにni
育sodaったtta彼女kanojoもそうmosou、未成年miseinen
平凡heibonなna日常nichijouをwo、「地獄jigoku」だとdato言iってたtteta女onnaのno子ko
独hitoりでride絵eをwo描kaいてるiteru
そんなsonna
未成年miseinenだったdatta。未成年miseinenだったdatta。
曖昧aimaiなna感傷kansyouをwo、言葉kotobaにni出来dekiないからnaikara
未成年miseinenだったdatta。未成年miseinenだったdatta。
屋上okujouであのdeano子koはha独hitoりri言goto
虚utsuろなrona顔kaoしてshite呟tsubuyaいているiteiru。
閉鎖heisa空kuu間kan、教室kyoushitsuでde、晒saraされるsareru恐怖kyoufuにni怯obiえてete
心kokoroをwo閉toざしたzashita未成年miseinen
ゴgoーグルguruのno、向muこうkou側gawaもmo似niたようなtayouna世界sekaiがga広hiroがってるgatteru。
空想kuusouもmo現実genjitsuもmo、変kaわんないなあwannainaa。
未成年miseinenだったdatta。未成年miseinenだったdatta。
繰kuりri返kaeすsu日常nichijouにni、今imaにもnimo潰tsubuれそうなresouna
未成年miseinenだったdatta。未成年miseinenだったdatta。
屋上okujouのあのnoano子koはまたhamata今日kyouもmo
うなだれたままでunadaretamamade家ieにかえるnikaeru。
ロクrokuなもんじゃないnamonjanai。
決kextuしてshite綺麗kireiじゃないjanai。
「だからdakara何naniもかもmokamo捨suてちまえtechimae」ってtte
そんなことsonnakoto言iったtta奴yatsuもいたなmoitana
寂sabiしそうなshisouna顔kaoをしていたけれどwoshiteitakeredo
思omoいi出deのnoポケットpokettoがga破yabuれてしまったあのreteshimattaano人hitoをwo
追oいかけたikaketa彼kareもmo未成年miseinen
「恋人koibitoはha自分jibunだda」ってtte、嘘usoでまたdemata彼女kanojoをwo塗nuりri替kaえたeta
日替higaわりのwarino恋koiをするwosuru
上uwaのno空soraのno、瞳hitomiのno奥oku、知shiらないranai大人otonaがga居iることにrukotoni
気kiづかないdukanaiフリfuriしたshita未成年miseinen
よるがくればまたいつもyorugakurebamataitsumo、思omoいi出daしてしまうんだshiteshimaunda
そのsono手teのあたたかさをnoatatakasawo
みんなminna
未成年miseinenだったdatta。未成年miseinenだったdatta。
湧waきki上aがるgaru感情kanjouのno、名前namaeもmo知shiらないからranaikara
未成年miseinenだったdatta。未成年miseinenだったdatta。
あのano子koはha屋上okujouでde、黄色kiiroをwo纏matoっていたtteita
未成年miseinenだったdatta。未成年miseinenだったdatta。
屋上okujouのあのnoano子koにni今日kyouはha言iおうou。
思omoってもいないことをttemoinaikotowo言iおうou。