薬くすりもそろそろ効きかなくなったな
今日きょうもまた無益むえきな一いち日にちだったな
窓辺まどべに朝あさが落おちた
明あかるいのは嫌きらいだ
否応いやおうなく世界せかいが回まわりだすから
バイトはまたクビになった
こないだ母ははも倒たおれた
「ごめんな、こんな息子むすこでさ」
呟つぶやいて玄関げんかんを出でる
空そらは今日きょうも青あおいのだ
どれだけ隠かくしてようが
心こころの弱よわった部分ぶぶんは暴あばかれてしまうな
だから死しのうと思おもうのだ
「出来できやしない」と嗤わらうのか
それすら明あけ透すけなんだ
あぁ
大通おおどおりはどうにも眩まぶしすぎるから
今日きょうもまた路地ろじの裏うらを歩あるくのだ
世間体せけんていに見張みはられて言いいたいことも言いえねぇ
挙あげ句く、全部ぜんぶを恨うらんで不貞腐ふてくされて
手当てあたり次第しだいに傷きずつけた
自分じぶん自身じしんであろうとも迷まよいなどなかったのだ
馬鹿ばかみたいだ
そんな時ときだけ迷まよいがないのだ
"夢ゆめ"とか見みている場合ばあいじゃないよな
これさえなければ僕ぼくはまともだ
「なぁ、そうだろ?」
『いや、どうだろう』
空そらは今日きょうも青あおいのだ
どれだけ悩なやんでようが
馬鹿ばかみたいに綺麗きれいだった
僕ぼくは汚きたなかった
だから「死しのうと思おもうのだ」なんて歌うたを歌うたうのだ
それすら照てらすか
なぁ 空そら
お前まえそれで慰なぐさめのつもりか
死しにてぇ 生いきてぇ もう分わからねぇ
「今いまはまだそれでもいい」と言いいたげな
それを見上みあげた目めの色いろは澄すんだ"青あお"だった
薬kusuriもそろそろmosorosoro効kiかなくなったなkanakunattana
今日kyouもまたmomata無益muekiなna一ichi日nichiだったなdattana
窓辺madobeにni朝asaがga落oちたchita
明akaるいのはruinoha嫌kiraいだida
否応iyaouなくnaku世界sekaiがga回mawaりだすからridasukara
バイトbaitoはまたhamataクビkubiになったninatta
こないだkonaida母hahaもmo倒taoれたreta
「ごめんなgomenna、こんなkonna息子musukoでさdesa」
呟tsubuyaいてite玄関genkanをwo出deるru
空soraはha今日kyouもmo青aoいのだinoda
どれだけdoredake隠kakuしてようがshiteyouga
心kokoroのno弱yowaったtta部分bubunはha暴abaかれてしまうなkareteshimauna
だからdakara死shiのうとnouto思omoうのだunoda
「出来dekiやしないyashinai」とto嗤waraうのかunoka
それすらsoresura明aけke透suけなんだkenanda
あぁaa
大通oodooりはどうにもrihadounimo眩mabuしすぎるからshisugirukara
今日kyouもまたmomata路地rojiのno裏uraをwo歩aruくのだkunoda
世間体sekenteiにni見張mihaられてrarete言iいたいこともitaikotomo言iえねぇenee
挙aげge句ku、全部zenbuをwo恨uraんでnde不貞腐futekusaれてrete
手当teaたりtari次第shidaiにni傷kizuつけたtsuketa
自分jibun自身jishinであろうともdearoutomo迷mayoいなどなかったのだinadonakattanoda
馬鹿bakaみたいだmitaida
そんなsonna時tokiだけdake迷mayoいがないのだiganainoda
"夢yume"とかtoka見miているteiru場合baaiじゃないよなjanaiyona
これさえなければkoresaenakereba僕bokuはまともだhamatomoda
「なぁnaa、そうだろsoudaro?」
『いやiya、どうだろうdoudarou』
空soraはha今日kyouもmo青aoいのだinoda
どれだけdoredake悩nayaんでようがndeyouga
馬鹿bakaみたいにmitaini綺麗kireiだったdatta
僕bokuはha汚kitanaかったkatta
だからdakara「死shiのうとnouto思omoうのだunoda」なんてnante歌utaをwo歌utaうのだunoda
それすらsoresura照teらすかrasuka
なぁnaa 空sora
おo前maeそれでsorede慰nagusaめのつもりかmenotsumorika
死shiにてぇnithe 生iきてぇkithe もうmou分waからねぇkaranee
「今imaはまだそれでもいいhamadasoredemoii」とto言iいたげなitagena
それをsorewo見上miaげたgeta目meのno色iroはha澄suんだnda"青ao"だったdatta