ゼツモウ 歌詞 あじみ feat. 結月ゆかり ふりがな付

ねぇ、そこに誰だれかいるの?
ヒザシが手てに触ふれる昼下ひるさがり
びいどろの瞳ひとみの代かわりに
ヤミばかりが敏感びんかんになったの
ねぇ、今日きょうは何処どこに行いくの?
君きみの手てだけ信しんじて歩あるく道みち
一いち時間じかん程度ていどの思おもい出では
甘あまい苦にがい秘ひめた花はなの香かおり
昏くらい未来みらいも視みえないなら
それはアカルいのと同おなじなんじゃないかな?
ミえなくていい
ミえなくていいからずっと
私わたしを観みて、診みて、射いて欲ほしいの
罰ばつゲームで取とり上あげられた視界しかいは
それはきっとキレイだった
笑わらうように歌うたう君きみの声こえは
どんなカタチなんだろう

ねぇ、そこに誰だれがいるの?
秘密ひみつが肌はだを刺さす足あしの音おと
引ひかれる手てのその向むこうには
君きみとは違ちがう華奢きゃしゃで───いい匂におい
ねぇ、今日きょうは何処どこへ行いくの?
尋たずねる事ことしかできず地団駄じだんだ
ふらふら歩あるいたその先さきは
シオの香かおりばかりが煩うるさくて
繋つないだ手ての暖あたたかさとか
汗あせばむ隙間すきまとか
そんなことばっかりで
君きみだけでいい
君きみだけでいいからそっと
手てを伸のばして
来きて
居いて欲ほしいの
お願ねがいだから静しずかにしないでいて
その手てで抱だきしめてよ
苦味にがみ帯おびた君きみのこの香かおりを
何なにイロって言いうんですか

揺ゆれる、カレる花束はなたば
代かわる、代かわる足音あしおと
あなたの声こえ、匂においも
今いまや絶たえて盲みえない。

そのままでいい
見栄みえ無なくて良いいから、ほんと
私わたしを看みて。監みて?
それでいいの。
小ちいさな世界せかいが満みたされるくらいに
何なにかを好すきに成なれたんだ
私わたしの不幸ふこうも幸しあわせも
君きみのせいにしたかったから
くれたペンの隙間すきまにユメを見みて
この目めを閉とざしたんだ