谺響する虚 歌詞 氷東 feat. 初音ミク ふりがな付

ブラックデビルの煙けむりが匂におって
「つらくない」とか嘘うそ吐はいちゃって
甘あまく苦々にがにがしい
得えも言いえぬ虚空こくうは満みたないや

プレイリストの何なにを聴きいたって
易やすく愛あいとか語かたってんだって
嗚呼ああ全まったく馬鹿ばか々々ばかしい
でもどうにも呼吸こきゅうができないや

屈託くったくない拙つたない言葉ことば
届とどかないこの心こころ
何なにをしたいのかさえ
解わからぬ随まにまに

「もう一いっ回かい」「もう一いっ回かい」だなんて
誰だれも止とめられない
色いろにもなれない
虚うつろが谺響こだまする

9%のケミカルに酔よって
生いきづらいからただ吐はいちゃって
弱よわく痛々いたいたしい
つゆ癒いえぬ孤独こどくで張はり裂さけた

プレイリストの何なにを聴きいたって
易やすく命いのちを語かたってんだって
「嗚呼ああ全まったく馬鹿ばか々々ばかしい!」
やるせない孤こ毒どくが晴はれないや

呆気あっけない穢きたない言葉ことば
行いき場ばないこの心こころ
どう在ありたいのかさえ
解わからぬ随まにまに

「もうやんない」「もうやんない」だなんて
誰だれも聞きいちゃいない
音おとにもなれない
虚うつろが谺響こだまする

ありふれた日々ひびがただ過すぎていた
正ただしさの波なみに揺ゆれていた
気きの触ふれた街まちも有象無象うぞうむぞうさえもそうさ
「そうか、僕ぼくだけが正ただしくない」

伝つたえたい野暮やぼったい言葉ことば
明あかせないこの心こころ
なぜ生いきたいのかさえ
解わからぬ随まにまに

「手て一いっ杯ぱい」「手て一いっ杯ぱい」だなんて
誰だれも視みてやしない
どうにもならない
クソッタレ恨うらみ節ぶし大だい炎上えんじょう

屈託くったくない拙つたない言葉ことば
届とどかないこの心こころ
何なにをしたいのかさえ
解わからぬ随まにまに

「もう一いっ回かい」「もう一いっ回かい」だなんて
誰だれも止とめられない
色いろにもなれない
虚うつろが谺響こだまする

「生いきたい」「死しにたい」だなんて
誰だれも気きにやしない
何なんにもなれない
虚うつろが谺響こだまする