気きまぐれな 篝火かがりびが
ゆらゆらと揺ゆれて
足跡あしあとを 手てがかりに
やがて見みつけた
素直すなおになんて 言いえる筈はずもない
いつも通どおり 直すぐそばで
お前まえの瞳ひとみは 私わたしを惑まどわせるだろう
二人ふたりの間あいだを 夜よ風かぜが吹ふき抜ぬける
流ながれゆく 雨脚あまあしは
ふらふらと彷徨さまよう
頼たのまれて くれないか
ひとつ言伝ことづて
待まち焦こがれて 迎むかえにゆこうか
部屋へやの鍵かぎは 掛かけぬまま
お前まえの姿すがたを 私わたしは追おいかけるだろう
霞かすみが隠かくした 目印めじるしを辿たどっていく
泣なき言ごとなら 後うしろに置おいてきた
分わかっているさ 誰だれよりも
お前まえを信しんじてる 帰かえりが遅おそくなるなら
見失みうしなわぬように 明あかりは消けさずにいよう
お前まえの瞳ひとみは 私わたしを惑まどわせるだろう
二人ふたりの間あいだを 夜よ風かぜが吹ふき抜ぬける
気kiまぐれなmagurena 篝火kagaribiがga
ゆらゆらとyurayurato揺yuれてrete
足跡ashiatoをwo 手teがかりにgakarini
やがてyagate見miつけたtsuketa
素直sunaoになんてninante 言iえるeru筈hazuもないmonai
いつもitsumo通dooりri 直suぐそばでgusobade
おo前maeのno瞳hitomiはha 私watashiをwo惑madoわせるだろうwaserudarou
二人futariのno間aidaをwo 夜yo風kazeがga吹fuきki抜nuけるkeru
流nagaれゆくreyuku 雨脚amaashiはha
ふらふらとfurafurato彷徨samayoうu
頼tanoまれてmarete くれないかkurenaika
ひとつhitotsu言伝kotodute
待maちchi焦koがれてgarete 迎mukaえにゆこうかeniyukouka
部屋heyaのno鍵kagiはha 掛kaけぬままkenumama
おo前maeのno姿sugataをwo 私watashiはha追oいかけるだろうikakerudarou
霞kasumiがga隠kakuしたshita 目印mejirushiをwo辿tadoっていくtteiku
泣naきki言gotoならnara 後ushiろにroni置oいてきたitekita
分waかっているさkatteirusa 誰dareよりもyorimo
おo前maeをwo信shinじてるjiteru 帰kaeりがriga遅osoくなるならkunarunara
見失miushinaわぬようにwanuyouni 明aかりはkariha消keさずにいようsazuniiyou
おo前maeのno瞳hitomiはha 私watashiをwo惑madoわせるだろうwaserudarou
二人futariのno間aidaをwo 夜yo風kazeがga吹fuきki抜nuけるkeru