壁かべの褪あせたシミ
床ゆかについた傷きず
今日きょうでさようなら
この狭せまい部屋へやとも
窓まどから漏もれる風かぜが僕ぼくの頬ほおを掠かすめた
今年ことしもこの季節きせつは僕ぼくに魔法まほうをかけようとしてるんだ
君きみに得意とくいげに話はなした夢ゆめは
少すこし叶かなったよ
なのに、君きみはいない
あの頃ころの思おもい出でが僕ぼくを誘さそうように
今年ことしもこの季節きせつは僕ぼくに魔法まほうをかけるんだ
春はるは、魔法まほうだ
遥はるか、魔法まほうだ
いつまでも解とけることはなくって
君きみを呼よぶんだ
そこに笑わらって振ふり向むく君きみがまだいる気きがして
嘘うそを吐つくんだ
下手へたに笑わらって
君きみが今いま幸しあわせならいいや、と
そんな心こころにもないことを溢こぼしてしまうよ
何なにが欲ほしかったの?
何なにを望のぞんだの?
今いまじゃあの頃ころの僕ぼくの声こえさえ
届とどかなくなったよ
聞きこえなくなったよ
離はなれた分ぶんだけ近付ちかづいたもの
何なにが欲ほしかったか
何なにを望のぞんだか
今更いまさらあの頃ころの君きみの気持きもちに触ふれた気きがしたよ
でも、もう遅おそいんだよな
僕ぼくはいつだってそうだ
春はるは、魔法まほうだ
遥はるか、魔法まほうだ
春はるは、魔法まほうだ
それでもきっと、いつか
春はるの魔法まほうが
遥はるか魔法まほうが
いつか解とける日ひが訪おとずれたなら
過あやまちさえもちゃんと笑わらって振ふり返かえることができるだろうか
嘘うそを吐つくんだ
下手へたに笑わらって
君きみが今いま幸しあわせならいいや、と
そんな心こころにもないことが
本音ほんねに変かわるまで
早はやく、解とけないかな
壁kabeのno褪aせたsetaシミshimi
床yukaについたnitsuita傷kizu
今日kyouでさようならdesayounara
このkono狭semaいi部屋heyaともtomo
窓madoからkara漏moれるreru風kazeがga僕bokuのno頬hooをwo掠kasuめたmeta
今年kotoshiもこのmokono季節kisetsuはha僕bokuにni魔法mahouをかけようとしてるんだwokakeyoutoshiterunda
君kimiにni得意tokuiげにgeni話hanaしたshita夢yumeはha
少sukoしshi叶kanaったよttayo
なのにnanoni、君kimiはいないhainai
あのano頃koroのno思omoいi出deがga僕bokuをwo誘sasoうようにuyouni
今年kotoshiもこのmokono季節kisetsuはha僕bokuにni魔法mahouをかけるんだwokakerunda
春haruはha、魔法mahouだda
遥haruかka、魔法mahouだda
いつまでもitsumademo解toけることはなくってkerukotohanakutte
君kimiをwo呼yoぶんだbunda
そこにsokoni笑waraってtte振fuりri向muくku君kimiがまだいるgamadairu気kiがしてgashite
嘘usoをwo吐tsuくんだkunda
下手hetaにni笑waraってtte
君kimiがga今ima幸shiawaせならいいやsenaraiiya、とto
そんなsonna心kokoroにもないことをnimonaikotowo溢koboしてしまうよshiteshimauyo
何naniがga欲hoしかったのshikattano?
何naniをwo望nozoんだのndano?
今imaじゃあのjaano頃koroのno僕bokuのno声koeさえsae
届todoかなくなったよkanakunattayo
聞kiこえなくなったよkoenakunattayo
離hanaれたreta分bunだけdake近付chikaduいたものitamono
何naniがga欲hoしかったかshikattaka
何naniをwo望nozoんだかndaka
今更imasaraあのano頃koroのno君kimiのno気持kimoちにchini触fuれたreta気kiがしたよgashitayo
でもdemo、もうmou遅osoいんだよなindayona
僕bokuはいつだってそうだhaitsudattesouda
春haruはha、魔法mahouだda
遥haruかka、魔法mahouだda
春haruはha、魔法mahouだda
それでもきっとsoredemokitto、いつかitsuka
春haruのno魔法mahouがga
遥haruかka魔法mahouがga
いつかitsuka解toけるkeru日hiがga訪otozuれたならretanara
過ayamaちさえもちゃんとchisaemochanto笑waraってtte振fuりri返kaeることができるだろうかrukotogadekirudarouka
嘘usoをwo吐tsuくんだkunda
下手hetaにni笑waraってtte
君kimiがga今ima幸shiawaせならいいやsenaraiiya、とto
そんなsonna心kokoroにもないことがnimonaikotoga
本音honneにni変kaわるまでwarumade
早hayaくku、解toけないかなkenaikana