オーヴァードーズ 歌詞 T Z feat. 初音ミク ふりがな付

吹ふき抜ぬけていく風かぜに フラフラ彷徨さまよって
何処どこで夜よを明あかしたかさえ思おもい出だせない
吐はき出だす息いきが白しろい朝靄あさもやに紛まぎれて
逃にげ出だそうここから

抗あらがえない呪のろいがバラ撒まかれた世界せかいは
警告けいこく猜疑さいぎに塗まみれ ノイズだけが響ひびく
昨日きのうまでの涙なみだは誰だれも覚おぼえてないさ
指ゆびから零こぼれ落おちて砕くだけ散ちった

喰くらって 喰くらって 吐はき出だした虚むなしさ
忘わすれたい
ただひと時ときしかもたないとしても

もう光ひかりに照てらされて 影かげが出でない僕ぼくの
瞳ひとみには映うつらない 二人ふたりだけの未来みらい
眩まぶし過すぎて見みえない
キミがくれた夢ゆめは
いつまでも僕ぼくを苦くるしめ消きえない
捨すてた筈はずの 孤こ毒どくが笑わらう

蒼あお過すぎる空そらの下した 焦燥しょうそうに追おわれて
夜よるの底そこから見みえた眩まばゆさに惹ひかれた
神様かみさまさえ消けした安上やすあがりな魔法まほうで
約束やくそくを破やぶった

迷まよって 迷まよって 流離さすらった未来みらいは
ただ生いきるだけの刹那せつなに売うり飛とばした

もう冷ひえ切きって動うごかない 終末しゅうまつの世界せかい
冷ひえ切きった瞳ひとみは まだ見みつめている
何なにもかも呑のみこみ 変かわり果はてたのに
いつまでも朝あさが来こないこの場所ばしょには

ただ光ひかりに照てらされて 影かげが出でない僕ぼくに
濁にごった月つきが滲にじむ 憐あわれむかのように
夜よるしか泳およげない それでいい今いまは
陽ひのあたる場所ばしょなんて似合にあわないさ
見殺みごろしにした 罪つみの代償だいしょうを