浅葱色の桜 歌詞 沖田総司,大和守安定 ふりがな付

「…まいったな…まだやらなくちゃいけないことがあるんだけどな…
あの星ほしが…見みえない…はは…そっか…
冬ふゆの星ほしだもんな…」

あの星ほしに雄叫おたけびは
届とどいただろうか?
浅葱色あさぎいろの桜さくらは
咲さき誇ほこれただろうか?

「…沖田おきた君くん
…これを使つかえば…沖田おきた君くんは生いきることが出来できる…生いきることが…」

真まっ暗くらな夜よるの訪おとずれ
僕ぼくが食くい止とめれば
あなたの花はなは咲さき続つづける…
咲さき続つづけることができる…!!

「まだだ…」
「…だめだ…だめだ…だめだだめだだめだだめだだめだ
だめだぁぁぁ!!」

「…沖田おきた君くん…僕ぼくはずっと考かんがえてたんだ…
もし君きみが病気びょうきにならなかったら…
長生ながいきすることが出来できたら…歴史れきしはどうなってたんだろうって……
ひょっとしたら新撰組しんせんぐみが負まけることも無なくて…
刀かたなの時代じだいが終おわることも無なかったんじゃないかって…
おかしいだろ?そんなことまで考かんがえたんだ」

でも…
必かならずやって来くる
夜よるも闇やみも
それは…変かわらない

「…歴史れきしを変かえちゃいけない本当ほんとうの理由りゆうがわかった気きがするよ…
ごめんね沖田おきた君くん…僕ぼくは君きみを否定ひていしようとしていたのかもしれない」

闇夜やみよに咲さく 浅葱あさぎ桜ざくら
散ちる時ときを待まつ 浅葱あさぎ桜ざくら
短みじかく 果はてても
儚はかなく 消きえても
それは誰だれかの未知みちなる道みち
歩あゆんだのは 君きみだから

「沖田おきた君くん…君きみの持もち刀がたなで本当ほんとうに良よかった…」