喜寿の春 歌詞 花菱健,原祥子 ふりがな付

長ながいようでも 後あと振ふり返かえりゃ
あっと言いう間まの 五十ごじゅうと余よ年ねん
泣なき言ごと 愚痴ぐちなど かけらも見みせず
二親ふたおややさしく 看取みとってくれた
お前まえと一緒いっしょで 良よかったよ
笑顔えがおで迎むかえる 喜寿きじゅの春はる 喜寿きじゅの春はる

二に度どや三さん度どの 色恋沙汰いろこいざたも
むかし話ばなしと 笑わらってみせる
生いきるか死しぬかと 迷まよった時ときも
眼め覚ざめるこの日ひを 信しんじて生いきた
今いまではあなたが 頼たのもしい
日和ひよりもうららな 喜寿きじゅの春はる 喜寿きじゅの春はる

四角四面しかくしめんの 角かどさえ取とれて
何処どこの誰だれより 凛々りりしい後姿すがた
だまされ上手じょうずの 振ふりした蔭かげで
泣ないてたお前まえの この肩かた抱だいて
今いまなら言いえるよ ありがとう
二に度ど目めの春はるだね 喜寿きじゅの春はる 喜寿きじゅの春はる