東京熱帯夜 歌詞 |La nuit| ふりがな付

今日きょう、明日あすになる 静しずけさを聞きく
ハリボテの大だい世界せかい ベランダから見みえる景色けしき
涼すずしさ、身みを任まかせ 生いき恥はじ冷さましてます
私わたしの頬ほほがまだ熱あつい

うちわも缶かんビールも君きみも足たりない 熱帯夜ねったいや

はやくはやく連つれ出だして私わたしすぐに
月つきへ月つきへ移住いじゅうするから 君きみと
吹ふき抜ぬける風かぜ 幼おさなき私わたし 夢ゆめ夢ゆめ出会であった兎うさぎ
暑苦あつくるしいったらありゃしない
今夜こんや眠ねむれない

この暮くらしもいつしか 失うしなってしまうの
喧騒けんそうの中なか のらりくらり 眠ねむる為ためだけの一間ひとま

グラスの氷こおりが 溶とけてゆく様よう どこまでも

はやくはやく連つれ出だして 私わたしすぐに
月つきへ月つきへ移住いじゅうするから 君きみと
いつの間まにやら見下みおろす側がわに 夢ゆめの中なかでも現実げんじつ
暑苦あつくるしいったらありゃしない
今夜こんや眠ねむれない

思おもい出だして抱かかえきれない心こころ
今いまも今いまも忘わすれられない夜よるよ
いつか送おくるね君きみへ絵葉書えはがき 月つきからの暑中しょちゅう見舞みまい
目めを瞑つぶって 呟つぶやいた
今夜こんやも眠ねむれない