愛罠 歌詞 湯月凜空 ふりがな付

そっと近寄ちかよって 血ち通かよった声こえ
檻おりを潜くぐっても聞きこえないから
誰々だれだれにだって 愛あいされていても
君きみの眼めが僕ぼくに向むいてないから
明日あしたこそ僕ぼく色いろ 固かたく隠かくして
誰だれかに中なか身みを知しられないように
エゴとファラレスの中なかで生いきようと
明あかり消けして 瞼まぶた縫ぬい付つけた

(さかさま)
さよなら
(なままだ)
友達ともだち
(からだが)
瑣末さまつな
(あたま)
やわくしてあげる
(遊あそびすぎた)
まだらな
ブルーベリージャムを
頭あたまの奥おくでかき混まぜよう

解錠かいじょう 感情かんじょうは異常いじょう 満場一致まんじょういっちで退場たいじょうだ
ひどいじゃないか
黝くろくドクドク 解とく毒どく
気きづいて
こんなもん僕ぼくは欲ほしくないからさ
旧情きゅうじょう 色情しきじょうに異動いどう 動どう 動どう
君きみが認みとめたこと 忘わすれてないか
『この先さきはまた明日あしたでいいよ』
紡つむぐ言葉ことば 口くちを剥はいだ

「もっと近寄ちかよって」
指さされる指ゆびに
耐たえかねて 自己じこをハネてしまう
空からっぽの中身なかみが 愛想あいそで塞ふさがれ
知しらないうちに 濁欲だくよくで満みたされて
人気にんきのあの子この 中身なかみえぐられて
かえす掌てのひらに 刺ささる それ 「愛あい」?
君きみだけをハメる ための心臓しんぞうが
音おとを立たてて歪ゆがんでしまった

さよなら
(カラカラ)
友達ともだち
(なからだ)
めくらな
(あたま)
「もっと柔やわらかくしてあげる。」
(奇々怪界ききかいかい)
知しらずに
(殺あやめた)
花はなを

もう一度いちど君きみに植うえ付つけてあげるよ

痛いたい痛いたい想おもいが透すけて見みえるほど
僕ぼくの膜まくは淡あわくて 見みるに絶たえない
得えたい 得体えたいの知しれない為体えたいをおくれ
四肢ししがなくてもどっと果はててズッと吐はいて
大たいした胸むねも味あじも毒どくもないくせに
噛かみ合あわないものだけが定さだまる
嫌きらい嫌きらい嫌きらい嫌きらい な僕ぼくがズレて
「いままでごめんね」って君きみを見みあげる

甲斐性かいしょう 感情かんじょうが異常いじょう? 満場一致まんじょういっちの退場たいじょうと
一ひとつになって
黝くろくドクドク 解とくだけ
気きづいた?
君きみに溶とけてた錠剤じょうざいに

「うそつき」
「××××」

旧情きゅうじょう 色情しきじょうに異動いどう 動どう 動どう
僕ぼくが認みとめたこと 忘わすれてないよ
『この先さき 永遠とわに二人ふたりいられるね』
紡つむぐ言葉ことば 君きみを剥はいだ