旧世界ヤマアラシ 歌詞 ナナツナツ feat. 音街ウナ ふりがな付

目めの前まえのことに向むき合あえていたいつか
全力ぜんりょくを出だして日々ひびを駆かけ抜ぬけていた
輝かがやいていたあの日ひがまだ眩まぶしいから
平気へいきなふりしてできる限かぎり笑わらっていた

ハロー 最低さいていな世界せかいだ
言葉ことばの意味いみもちゃんと分わからずに使つかっていたんだ
ずっと目めを逸そらしていたから
こんなになるまで気付きづけないんだ

開ひらいた両目りょうめで見みえる視界しかいは僅わずかだ
隠かくした君きみの涙なみだは見みえない
伸のばしたその手てで触さわれる距離きょりは僅わずかだ
俯うつむく君きみに何なにもできないままだ

進すすむ度たび何なにかを落おとしていく感覚かんかく
なくさないように拾ひろわないことにした
逃にげれば逃にげるほど遠とおざかる世界せかいだ
追おいつけないよ 夢ゆめは早はやく覚さめていた

選えらんだ未来みらいが僕ぼくを押おし潰つぶそうとする
精一杯せいいっぱい考かんがえて決きめたんだろう
選えらばなくてもどうせ迎むかえる結末けつまつだ
せめて君きみには笑わらってほしいからさ

通学路つうがくろの脇道わきみち
最寄もより駅えきの手前てまえの駅えき
隣となりのクラスの窓際まどぎわ席せき
本屋ほんやに並ならんだ知しらない連載れんさい雑誌ざっしの裏表紙うらびょうし
まだ知しらないことばかりだ
いつもと違ちがう道みちで歩あるく帰かえりも
いつもと違ちがうレシピで作つくる料理りょうりも
いつだって目的もくてきは同おなじだったんだ
いつだって隣となりに君きみを望のぞんでいたんだ

開ひらいた両目りょうめで見落みおとしている悲かなしみも
分わかるって ずっと傍そばにいたからさ
伸のばしたその手てじゃ触さわれない心こころの中なか
力ちからになりたい 君きみに言いっているんだ

まだ届とどかないけど
距離きょりは掴つかめていないけど
ここにいるよ