タイカトサンカ 歌詞 安藤なれど feat. v flower ふりがな付

空そらを射抜いぬいた 影かげが始はじまって
全すべて沈しずんだ 僕ぼくはまた飛とべなかった
溢こぼれ出でた赤あかい涙なみだ
僕ぼくは怖こわいんだ 動うごき出だした重力じゅうりょくが

行儀ぎょうぎよく俯うつむく黒くろい列れつに続つづく
羽織はおるスーツ 死装束しにしょうぞくに見みえる
子供こどもの声こえが侮蔑ぶべつに聞きこえて
イヤホンを耳みみに押おし込こむ
繋つながれたいこの手ては震ふるえてる

なんのための服従ふくじゅうだ
誰だれのためのこの体からだ
二十にじゅうと余よ年ねんをかけて育そだった末すえに
駄菓子だがしみたいな値ねがついている
なあ、お前まえは僕ぼくを見みてるかなんてさ
僕ぼくは透すけていく

この体からだ突つき破やぶり溢あふれ出でた涙なみだが叫さけんだ
生いかされた意味いみ 赤あかいままの血ち
遠とおい昔むかしが綺麗きれいなまま立たちはだかるから
救すくい出だせないんだ 自分じぶん自身じしんの今いまの居場所いばしょ
枯かれてなくなるまできっと
僕ぼくはまだ手てを伸のばしてしまう

買かわれた命いのち マニュアルの通とおり
差さが生しょうじないように 安価あんかで真まっ黒くろい血ち
吐はき出だし売うり捌さばき
吐はき出だし売うり捌さばき
また吐はき出だし 繰くり返かえし
明日あすの寝床ねどこに困こまらないように

幾度いくどと願ねがえど朝あさは来くるから
夜よるに引ひき戻もどすこの壁かべを壊こわしてしまおう
考かんがえ方かた本当ほんとうは知しってる
やがて痛いたみがなくなるまで
もう直じきに全すべてが黒くろに終おわり
混まじり合あう準備じゅんびをしようか
なあ、お前まえは僕ぼくを見みてるか
畜生ちくしょう、どうか笑わらわないで

目めの前まえの壁かべはもう 時間じかんをかけて崩くずれていくんだ
忘わすれてく意味いみ 酸化さんかする命いのち これでいい
定さだめだからさよならだ
救すくい出ださなくちゃ 自分じぶん自身じしんの今いまの居場所いばしょ
枯かれてなくなればきっと
僕ぼくはいなくなるけど