夜咫烏 歌詞 九段時雨 feat. 初音ミク ふりがな付

星空ほしぞら消きえた夜よる
灯あかりが消きえない街まち
路地裏ろじうらの片隅かたすみ
湿気しけった煙草たばこをふかす

吸すってはいて消きえた煙けむり
人ひとの波なみに溶とける

ああ
夢見ゆめみていたこの街まちには
希望きぼうなんてありゃしなかった
黒くろい羽根はね、三みつ足あしの身体からだで
明日あすへ導みちびいてくれ。八咫烏やたがらすよ

吸すい切きったタバコを
靴底くつぞこで踏ふみつぶす
焦燥しょうそうに襲おそわれ
哀あわれむ暇ひまもなく。
嗚呼ああ

空そらを紅あかく染そめる朝日あさひ
深ふかい夜よるが明あける

夢ゆめのない街まちで生いきゆくのさ
彩いろどられた明日あすじゃなくても
黒くろいお前まえなんていらないさ
俺おれの二本足にほんあしを踏ふみ出だして

歩あるいてく。歩あるいてゆく
モノクロの明日あしたを彩いろどって
そしたらお前まえを笑わらってやる
黒くろく光ひかるカラス、八咫烏やたがらすよ