よみ:そくじつ
仄日 歌詞
-
青栗鼠 feat. 歌愛ユキ
- 2020.12.31 リリース
- 作詞
- 青栗鼠
- 作曲
- 青栗鼠
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黄昏たそがれに置おいていかれた。
朱しゅが残のこって、藍あいが溶とけた。
カーブミラーが映うつす景色けしきは、
何処どこか淋さびしげで、
愛かなしかった。
現うつつから引ひき戻もどされるたびに、
仇波あだなみを立たてていた。
夕立ゆうだちがかき消けした音おとは、
ぼくの心音しんおんと混まざっていた。
壊こわれた路地裏ろじうらと、
浮うかぶ止とまれの路面ろめん表示ひょうじが、
怖こわいくらい懐なつかしいのに、
どうも、ぼくの記憶きおくには無なくて。
灼やけきらない夕ゆうが未まだ続つづく、
嗅かぎ馴なれた夜よるの匂においは来こない。
途方とほうに暮くれていく仄日そくじつが、
ぼくの影かげを、飲のみ込こんでいた。
噫ああ
夢寐むびに追おい込こまれて、
遠とおい場所ばしょに迷まよい込こんだ気きがして、
古ふるびて錆さびた夕明ゆうあかりに、
ぼくの意識いしきが、
吸すい込こまれていく。
吸すい込こまれた。
死しんだ宵よいが暈ぼけて消きえゆく、
邯鄲かんたんの夢ゆめがぼくを焦こがす。
横よこに伸のびる地平線ちへいせんが、
陽炎かげろうに揺ゆられていた。
燻くすぶったタそがれが恋こいしくて、
夢現ゆめうつつの現うつつが溶とけてゆく。
藍あいを知しらないぼくを誘さそう、
仄日そくじつに惑まどわされ続つづけた。
朱しゅが残のこって、藍あいが溶とけた。
カーブミラーが映うつす景色けしきは、
何処どこか淋さびしげで、
愛かなしかった。
現うつつから引ひき戻もどされるたびに、
仇波あだなみを立たてていた。
夕立ゆうだちがかき消けした音おとは、
ぼくの心音しんおんと混まざっていた。
壊こわれた路地裏ろじうらと、
浮うかぶ止とまれの路面ろめん表示ひょうじが、
怖こわいくらい懐なつかしいのに、
どうも、ぼくの記憶きおくには無なくて。
灼やけきらない夕ゆうが未まだ続つづく、
嗅かぎ馴なれた夜よるの匂においは来こない。
途方とほうに暮くれていく仄日そくじつが、
ぼくの影かげを、飲のみ込こんでいた。
噫ああ
夢寐むびに追おい込こまれて、
遠とおい場所ばしょに迷まよい込こんだ気きがして、
古ふるびて錆さびた夕明ゆうあかりに、
ぼくの意識いしきが、
吸すい込こまれていく。
吸すい込こまれた。
死しんだ宵よいが暈ぼけて消きえゆく、
邯鄲かんたんの夢ゆめがぼくを焦こがす。
横よこに伸のびる地平線ちへいせんが、
陽炎かげろうに揺ゆられていた。
燻くすぶったタそがれが恋こいしくて、
夢現ゆめうつつの現うつつが溶とけてゆく。
藍あいを知しらないぼくを誘さそう、
仄日そくじつに惑まどわされ続つづけた。