スタンドミラー 歌詞 ざし feat. 東北ずん子 ふりがな付

最小限さいしょうげんの相槌あいづちと
最低限さいていげんの愛嬌あいきょうで
狭せまく浅あさく生いきてきた
時ときに無愛想ぶあいそうだと
言いわれながら

シルバーフレームの
スタンドミラーは
味気あじけない日常にちじょうに馴染なじんでる

「諦あきらめなければ 夢ゆめは叶かなう」
その言葉ことばの真偽しんぎが分わからないまま
目めの前まえの僕ぼくは

大人おとなだった
いつの間まにか
鏡かがみよ鏡かがみ
僅わずかな光ひかりが
見みえてるだろ?
聞きこえてるだろ?
守まもるべきもの
誇ほこるべきもの
手てにした姿すがた
きっと見みせるから
少すこし待まっていて

最小限さいしょうげんのプライドが
最大限さいだいげんの愛情あいじょうで満みたされてく
いつかの普通ふつうの幸しあわせを感かんじながら

シルバーフレームの
スタンドミラーは
つまらない僕ぼくに色いろを見みせるんだ

鏡かがみよ鏡かがみよ
鏡かがみよ鏡かがみよ

表面ひょうめんだけ繕つくろって
見みえ見みえの作つくり笑わらい
無理むりをしてでも何なんとしてでも
その場ばを平穏へいおんに乗のり切きることが
たった一ひとつの
僕ぼくのステータスだったのに
僕ぼくはあの子こ目めの前まえに
平然へいぜんじゃいられなくなったんだ

変化へんかする気持きもちは
夜よるの時間じかんを短みじかくして
昨日きのうより今日きょうの僕ぼくは
もっと欲張よくばりに

鏡かがみよ鏡かがみ
過すぎ去さる時間じかんも
愛いとしく思おもう気持きもちを見みせるよ
僅わずかな光ひかり
眩まぶしいだろ

守まもるべきもの
誇ほこるべきもの
手放てばなさぬように
忘わすれずにいるよ
今いまの想おもいを
この瞬間しゅんかんを

鏡かがみよ鏡かがみよ
鏡かがみよ鏡かがみよ

シルバーフレームの
スタンドミラーは
鮮あざやかな日常にちじょうを映うつし出だす