Paranoiac 19 歌詞 髙橋多聞 ふりがな付

遥はるか彼方かなたに見みえてる陽ひだまり
黒くろく淀よどんだ何なにかの血ちだまり
夏なつの夜よ風かぜに揺ゆれてる向日葵ひまわりの周まわりを歩あるき続つづけて

君きみの心こころに残のこるわだかまり
僕ぼくはいつでもひとり空から回まわり
ビルの谷間たにまに広ひろがる暗くらがりを恐おそれて

いい加減かげんなことなんて言いわないよ
そろそろ もう終おわりそう
十じゅっ分ぷん前まえのことだって忘わすれたよ
そろそろ始はじまりそう

雨あめ 美うつくしく咲さいた花はなも散ちり
道みちに広ひろがるデカい水みずたまり
街まちを覆おおう暗くらくて湿しめったムード

朝あさが来こない夜中よなかの金縛かなしばり
屋根やねの上うえの壊こわれた風見鶏かざみどり
窓まどの外そとで誰だれかが立たち止どまり ずっと見みている

苦くるしそうな顔かおなんて見みせないよ
それでなくても駄目だめそう
鳥とりになって空そらだって飛とびたいよ
そしたら救すくわれそう

町まちの外はずれを歩あるく独ひとりきり
駅えきの向むこうの町まちへ行いったきり
行方ゆくえ知しれずの二人ふたりを探さがすように