クーネル・エンゲイザー 歌詞 電ǂ鯨 feat. 琴葉茜,琴葉葵,ストピくん ふりがな付

世界せかい凍こおった。
未曾有みぞうの寒さむさのその下したで
道路どうろも空そらも
青あおく白しろく
凍こおった。
あまり静しずかで
思おもわず息いきを吸すい込こんだ人ひとは冷ひえた夜よるが肺はいに
砕くだけて散ちった。

二人ふたりはそんな
外そとの景色けしきを見みて怖こわくなって、
白しろくて浅あさい、
呼吸こきゅうをするのだ。
ひぽ、ひぽ、せー、ぜ。
コンポタつくる。
窓まどの隙間すきまを寒かんが抜ぬけて
思おもい出でも夢ゆめも
そのうちすっかり凍こおるのに。

ぐるぐる夜よるに、
二人ふたりの口くちずさむ
歌うたも掴つかまれ消きえたので。

今日きょうもふたりは
こたつでみかんを食たべながら
次つぎの季節きせつが
来こないと知しって泣ないているんだよ
冷気れいきの蔓延まんえんで
細胞さいぼう単位たんいの終おわりを迎むかえて
星ほしが落おちる現象げんしょうだよ
クーネル・エンゲイザー

ご飯はんを食たべる。
かなしいけれどもおいしいよ。
それから眠ねむるの繰くり返かえし。
外そとを見みながら、
やっぱり世界せかいが眠ねむらなかったら、
すきって言いってあげてもいいよ。

今日きょうもふたりは
こたつでみかんを食たべながら
過すぎた季節きせつの思おもい出でばっかり懐なつかしむんだよ
絶対的ぜったいてきな
生物学せいぶつがく的てきな終おわりを前まえに
かたくなに手てを繋つなぐ
クーネル・エンゲイザー

そんなくらしがある時とき急きゅうにかなしくなり
二に階かいの窓まどを開あけたが最後さいご
ぼくは冷つめたい空気くうきをまともに吸すい込こんで
右みぎの手てと肺はいと
心こころが凍こおってしまったの。

夜よるは箱庭はこにわ
歌うたの分子ぶんしさえも
3メートルで凍こおり付つく

今日きょうもふたりは(ねえね、さむいよ。)
こたつでみかんを食たべながら(だけどあなたには言いえないよ。)
次つぎの季節きせつは(ぼくの右手みぎては)
何なにをしようか夢ゆめに見みるんだよ(青あおく凍こおってひびも入はいってしまった)
そうして食たべて(冷つめたい)
寝ねて窓まどの外そとを君きみと見みながら(こころは冷つめたい脈みゃくを打うち)
しもやけの手てをこする
クーネル・エンゲイザー

ざあんへにそ
やがてけびうすぇ凍こごえてきたよ
ごめんね、ぼくは。(ぼあいぽいらさ)
ちがうよきっと。(おむはかばるず)
ふたりは一緒いっしょに。
もう眠ねむるべき。
ぜすゆげこぎやがどふそきえしぇ
ぎじかずそぶりせくさ
クーネル・エンゲイザー

電気でんき止とまっちゃった…