神蕾-シン・ライ- 歌詞 燐舞曲 ふりがな付

こんな生命いのち 幾いくつあったって 物足ものたりなくて
儚はかなく消きえゆくものなら

"そんな未来みらい" いらない

幾度いくど巡めぐっていくならば 用意周到よういしゅうとうの変転へんてん

儚はかなくだけ繰くり返かえすのなら
リタイアを告つげ 消きえる

生うまれ堕おちて 産うまれ変かわるまで
この沈しずんだ世界せかいで

今いま崩くずれ落おちて砕くだけ散ちった この心臓ココロは
僕ぼくの傷きずだらけの手てを求もとめ
綺麗きれいなままでは 何なにも変かえれないと

握にぎりしめた2人ふたりだけの蕾つぼみが
今咲いまひらき始はじめる

結局けっきょく 何なに繰くり返かえしても つまんなくて
未来みらいと比くらべ出だしても ただ

"現実げんじつは 悲劇ひげきで"

だから塞ふさぎ込こんでしまっても 仕方しかたは無ないし

無理むりして振ふり切きって僕ぼくらは
生いきる気きも捨すて「傍観ぼうかんしてる」

それでもまだ 僕ぼくにできるなら
希望きぼうだけは決けっして捨すてずに

「なぜだろう?」
「こんなに苦くるしいんだって」

認みとめたくない世界せかいで

また零こぼれ落おちて塞ふさぎ込こんで 砕くだけ散ちった
それでも救すくわれるのなら
理想りそうのままでも もう構かまわないよ

さあ動うごきはじめる
僕ぼくらのSTORYと

さあ咲ひらき始はじめる
僕ぼくらの蕾つぼみが

不思議ふしぎなほどに
不自然ふしぜんに感かんじられない弱よわさ
今いまはもうここに絶望ぜつぼうは 咲さかないかも知しれない

離はなれてもつらくはない
"僕ぼくら" はここに居いる

ほら時代トキを止とめて
生命イキを止とめて

"今いま堕おちてく"

これが僕ぼくらの蕾つぼみの花はな
綺麗きれいなままでは 咲さき誇ほこれないけど
群青ぐんじょうの月つきで

ここまで来きて着ついておいで この舞台ぶたいに
誰だれもわからなくてもいい
怖こわくたってもいい
それが "未来みらい" だから

いま動うごき出だす
僕ぼくらのSTORYと

また変かわり始はじめる
君きみのSTORYが

さあ芽生めばえはじめる
僕ぼくらの世界せかいで。