哀歌 -elegy- 歌詞 fuzzy knot ふりがな付

吹ふき付つける冷つめたい風かぜ 顔かおにかかった髪かみもそのままで
戻もどらない時ときを偲しのびながら ひとり歩あるいている

後悔こうかいひとつを繰くり返かえすけど
張はり詰つめた糸いとは 切きれることでしか
その姿すがたを見みせない

壊こわれてしまうこと 恐おそれるばかりに
行いき場ばをなくした 幸しあわせは今いまも
今いまも どこかでずっと あなたを探さがして
愛あいを 愛あいを 叫さけび続つづけている

寂さびしさに抗あらがうのは 無駄むだなことと
どこかで気付きづいてる
愛いとおしさは 欠かけたところ
許ゆるすことで湧わいてくる

消きえたかった あなた
消けせない わたし
此この期ごに及およんで 胸むねをよぎるのは
"救すくわれたい"という思おもい

和やわらぐ痛いたみと同おなじスピードで
うやむやになってた ピリオドの理由わけを
あの頃ころにずっと聴きいてた 幸しあわせの歌うたが
そっと そっと 突つきつけてくる

ああ 人ひとはどうして 満みち足たりてくると
大切たいせつなことから 忘わすれていくんだろう?
かけがえのないもの思おもい知しった夜よるを
愛あいを 情じょうを そして 過あやまちを

壊こわれてしまうこと 恐おそれるばかりに
行ゆき場ばをなくした わたしの心こころは
今いまも ここからずっと 動うごけないままで
愛あいを 愛あいを 詠うたい続つづける