シネマ・アンブレラ 歌詞 逢田梨香子 ふりがな付

足元あしもと ひと雫しずく
ポツリと夢ゆめが跳はねた
希望きぼうを 掬すくい挙あげて
ポケットに仕舞しまい込こんだ

カラフルな街並まちなみさえ
陰かげりそうな空模様そらもよう

ねぇシネマ・アンブレラ
あの頃ころを映うつそうよ
水溜みずたまり飛とび越こえられず
泣ないてた女おんなの子こ
ねぇシネマ・アンブレラ
幸しあわせを映うつしてよ
夕陽ゆうひに伸のびた影法師かげぼうし
背比せいくらべしたような あの日々ひびを…

おかえりのない部屋へやに
まだ帰かえりたくないの
不規則ふきそくな雨音あまおとの
お喋しゃべりが心地良ここちいい

傷付きずつかず生いきるなんて
誰だれにも出来できないけど

泡沫うたかたの悲かなしみに
振ふり回まわされないように
ひとつでいい 大切たいせつなものを
抱だき締しめていたいの
曖昧あいまいな夢ゆめなんて
夢ゆめと呼よびたくないな
雲くも間まに見みえた弓ゆみの月つき
微笑ほほえんでくれそうな 夜よるだから

ねぇシネマ・アンブレラ
思おもい出ださせてくれる
水溜みずたまり飛とび越こえる時とき
差さし伸のばされた手てを
曖昧あいまいな夢ゆめなんて(曖昧あいまいな)
夢ゆめと呼よびたくないな(夢ゆめじゃないの)
雲くも間まに見みえた弓ゆみの月つき
微笑ほほえんでいるから

水溜みずたまり飛とび越こえて
(雨上あめあがり傘かさを閉とじて)
いつもより輝かがやいた 帰かえり道みち