春じゃないわ 歌詞 メドミア feat. 可不 ふりがな付

風かぜのようにあなたはどこかへ消きえてくのね
その間あいだに言葉ことばは乗のり遅おくれたわ
物語ものがたりは誰だれかの作つくり上あげたものなの
やめてもう分わかったことだから

心こころに罅ひびが走はしった 消けせない染しみが残のこった
密ひそかに春はるを想おもった
あなた今いま何なにを見みてるの

それも嘘うそ?あたし馬鹿ばかみたい
これじゃ少すこしも救すくわれない
独ひとり善よがりね
この期ごに及およんでお前まえが一番いちばん大事だいじなんて笑わらっちゃうわ
あぁなんだかやかましい
頭あたまぐるぐると忙いそがしい
ほんとのとこはもう分わかってるでしょ
意地悪いじわるしないで

泣なけど喚わめけど日々ひびは無常むじょうに過すぎてくから
その間あいだにあなたを見失みうしなったわ
無垢むくなままでいたなら何なにかが違ちがったのかな
なんてもう終おわったことだから

そぞろに歩あるき回まわったどこかに影かげを探さがして
記憶きおくに針はりを落おとしたあたし今いま何なにを言いえばいい

そこにまだ愛あいがあるのなら
明あかるい場所ばしょへ向むかわないで
置おいていかないで
見みえ透すいたそんな嘘うそでは人ひとの心こころはきっと奪うばえないわ
あぁそれでも愛いとおしい
騙だまされてるのが心地良ここちいい
こんな人生じんせいじゃもう諦あきらめなど叶かなわぬ夢ゆめなの

待まっていたって無なくなってしまってまた泣ないて包くるまって
そっと裏切うらぎって走はしり去さって花はなになって笑わらうの
未来みらいとか過去かこだとか無ないものばっかに縋すがって
落おっこちた今日きょうを売うり払はらって悲劇ひげきを演えんじてる
これじゃ御伽おとぎ噺ばなしだわ

もう誰だれも居いないから
飾かざりは全部ぜんぶ取とって捨すててくわ
終おわらせましょうね
今いまからでも遅おそくないって本気ほんきで思おもうなんて笑わらわせんな
あぁ本当ほんとうに疎うとましい
あたし今少いますこし忙いそがしい
どうせこんな歌うたもわかんないのよあなたの頭あたまじゃ