iroti hera wadati reko tiroyu
kuo rono so wustu bi eso
nuojih cawa
rosika ruko nohire kuma takawih
一切いっさいの望のぞみを棄すてよ
無意識むいしきに伸のばした腕うでは宙ちゅうを掻かいた
またため息いき ひとつ零こぼれる
波動はどうする闇夜やみよをそっと手繰たぐり寄よせば
冷つめたい霧きり 立たち籠こめる
この心こころ 赤あかく熟じゅくす柘榴ざくろの実みのように
音おとを立たて 漆黒しっこくの海うみに落おちる
愛あいを知しってまた壊こわして
既存きそんの言葉ことば 探さがしても
虚空こくうに帰きす
Omnia vanitas
銀河ぎんがの淵ふちに揺ゆれる
数多あまたの星座せいざを落おとして
蒼色あおいろ 月つきの光ひかり 慟哭どうこくに濡ぬれる
痛いたみ出だす古傷ふるきず
震ふるえる手足てあしを凍こおらせる
死しの向むこうに続つづく
終おわらない贖罪しょくざい
君きみの顔かお 輪郭りんかく 影かげ絵えになって散ちる
この世界せかいに悲かなしみを足たす
有あり余あまる幸福こうふくは許ゆるされないもの
あの頃ころ 知しる由よしもなく
この身体からだ 透明とうめいな鎖くさりに繋つながれて
やがて降おりてくる天罰てんばつを待まつの
触ふれ合あって罪つみを犯おかして
戻もどらない日々ひび 夢見ゆめみても
人ひとは知しる
Memento mori
記憶きおくの砂すなの城しろは
悲鳴ひめいをあげて崩くずれ去さる
蒼あおに染そまる帷とばりに浮うかぶ蜃気楼しんきろう
銀ぎんの雨あめを降ふらす
切きり揃そろえた感情かんじょうの羽はね
死しの向むこうに続つづく
終おわらない贖罪しょくざい
胸むねにまだ残のこるよ
誰だれかを愛あいする気持きもち
壊こわしてしまった今いまも暖あたたかく
命いのちが尽つきるまで
終おわらない罰ばつと生いきてゆく
Aequat omnes cinis
昇のぼる月つき 闇やみの向むこう
空そらの涯はてで輝かがやくよ
幾度いくども色いろを変かえてこの夜よるを照てらす
滲にじんだ視界しかいの先さき
知しらない私わたしがいて
私わたしに笑わらいながら
両りょう手てを伸のばした
iroti hera wadati reko tiroyu
kuo rono so wustu bi eso
nuojih cawa
rosika ruko nohire kuma takawih
一切issaiのno望nozoみをmiwo棄suてよteyo
無意識muishikiにni伸noばしたbashita腕udeはha宙chuuをwo掻kaいたita
またためmatatame息iki ひとつhitotsu零koboれるreru
波動hadouするsuru闇夜yamiyoをそっとwosotto手繰taguりri寄yoせばseba
冷tsumeたいtai霧kiri 立taちchi籠koめるmeru
このkono心kokoro 赤akaくku熟jukuすsu柘榴zakuroのno実miのようにnoyouni
音otoをwo立taてte 漆黒shikkokuのno海umiにni落oちるchiru
愛aiをwo知shiってまたttemata壊kowaしてshite
既存kisonのno言葉kotoba 探sagaしてもshitemo
虚空kokuuにni帰kiすsu
Omnia vanitas
銀河gingaのno淵fuchiにni揺yuれるreru
数多amataのno星座seizaをwo落oとしてtoshite
蒼色aoiro 月tsukiのno光hikari 慟哭doukokuにni濡nuれるreru
痛itaみmi出daすsu古傷furukizu
震furuえるeru手足teashiをwo凍kooらせるraseru
死shiのno向muこうにkouni続tsuduくku
終oわらないwaranai贖罪syokuzai
君kimiのno顔kao 輪郭rinkaku 影kage絵eになってninatte散chiるru
このkono世界sekaiにni悲kanaしみをshimiwo足taすsu
有aりri余amaるru幸福koufukuはha許yuruされないものsarenaimono
あのano頃koro 知shiるru由yoshiもなくmonaku
このkono身体karada 透明toumeiなna鎖kusariにni繋tsunaがれてgarete
やがてyagate降oりてくるritekuru天罰tenbatsuをwo待maつのtsuno
触fuれre合aってtte罪tsumiをwo犯okaしてshite
戻modoらないranai日々hibi 夢見yumemiてもtemo
人hitoはha知shiるru
Memento mori
記憶kiokuのno砂sunaのno城shiroはha
悲鳴himeiをあげてwoagete崩kuzuれre去saるru
蒼aoにni染soまるmaru帷tobariにni浮uかぶkabu蜃気楼shinkirou
銀ginのno雨ameをwo降fuらすrasu
切kiりri揃soroえたeta感情kanjouのno羽hane
死shiのno向muこうにkouni続tsuduくku
終oわらないwaranai贖罪syokuzai
胸muneにまだnimada残nokoるよruyo
誰dareかをkawo愛aiするsuru気持kimoちchi
壊kowaしてしまったshiteshimatta今imaもmo暖atataかくkaku
命inochiがga尽tsuきるまでkirumade
終oわらないwaranai罰batsuとto生iきてゆくkiteyuku
Aequat omnes cinis
昇noboるru月tsuki 闇yamiのno向muこうkou
空soraのno涯hateでde輝kagayaくよkuyo
幾度ikudoもmo色iroをwo変kaえてこのetekono夜yoruをwo照teらすrasu
滲nijiんだnda視界shikaiのno先saki
知shiらないranai私watashiがいてgaite
私watashiにni笑waraいながらinagara
両ryou手teをwo伸noばしたbashita