魔法 歌詞 凪ヤナリ feat. 可不 ふりがな付

淡あわい記憶きおく域いきの淵ふちからあなたを見みつめている
鈍色にびいろの果はてにしるしをつけた
縺もつれる糸いと 隠かくしたくなる秘密ひみつが欲ほしいの
冷つめたい指先ゆびさきで呼吸こきゅうの色いろなぞった

泡立あわだつ原罪げんざい 宵闇よいやみ奪うばう祝祭しゅくさいの日ひ
あなたの為ための たったひとつだけの予言よげん

いま降ふり注そそぐ光ひかりの中なかで
左胸ひだりむねの空白くうはくに触ふれて
囁ささやくような歌うたが
このさんざめく青白あおじろい夜よるに
名前なまえの知しらない魔法まほうをかけて
祈いのりは眩まばゆく

沈しずんでいった不ふ解明かいめいの鉛なまり メモリの深層しんそうへ
孤独こどくに手向たむけた花はなは枯かれて
溢あふれた水みずを喰はんで温ぬくもりに気きが付ついて
カラダの奥おくの虚うろが痛いたい

脈打みゃくうつ波間なみまに口くちをつぐんだ葬列そうれつが
静観せいかんする海うみに空そらからの福音ふくいんを

ただ 昏くらめる深ふかい闇やみの中なかで
あなたの声こえで導みちびかれたいだけ
失なくしたはずの何なにか
あの朽くちてゆく季節きせつのような
弾はじけるほどの一瞬いっしゅんでいさせて
願ねがいは儚はかなく

怖こわいモノなんて無なくなっていって
響ひびく讃歌さんかで満みたされて

いま降ふり注そそぐ光ひかりの中なかで
左胸ひだりむねの空白くうはくに触ふれて
囁ささやくような歌うたが
このさんざめく青白あおじろい夜よるに
名前なまえの知しらない魔法まほうをかけて
祈いのりは眩まばゆく

これから僕ぼくたち何処どこに行いこうか
生うまれたての心こころと
ふたつのままの魂たましいで