アンダンテ 歌詞 上田麗奈 ふりがな付

とっくにわかってるのに
一言ひとことでいいのに
ためらってばかり
もやもや

曇くもり空ぞらには 少すこしだけ厚着あつぎをして
覆おおい隠かくした 不確定ふかくていな感情かんじょう論ろん

迷路めいろみたいな 街まちのざわめきの中なかや
ひとりの部屋へやで あの日ひのことが蘇よみがえる

目めをつぶっても
ぼやけたまま 靄もやみたいで
ためいき、全部ぜんぶ 飲のみ込こんじゃう

とっくにわかってるのに
一言ひとことでいいのに
ためらってばかり
駄目だめだなあ…
ほんのちょっとだけ素直すなおに
なるだけでいいのに
なんでこういじっぱり
また堂々巡どうどうめぐりじゃん

あの日ひ あのとき こうすればよかったとか
今更いまさらだよね 五里霧中ごりむちゅうでしょうがないや

ふっと、むきだしの 自分じぶんに戻もどるような
よすが なくした 不安ふあんだらけの異邦人いほうじん

やり方かただって
身みにつけたの 嘘うそじゃないよ
でもそれ、ちゃんと 伝つたわるかな…?

とっくにわかってるのに
一言ひとことでいいのに
ためらってばかり
駄目だめだなあ…
ほんのちょっとだけ素直すなおに
なるだけでいいのに
なんでこういじっぱり
堂々巡どうどうめぐりじゃん

ふいに零こぼれた 想おもいのかけら
ありのまますべてを 言いえてしまえたら
瞼まぶた閉とじれば いつでも会あえる
でもそれじゃ意味いみないよ
空気くうき ふるわせなきゃ

ゆっくり歩あるいてくように
それぞれは素通すどおり
ありふれたストーリー
それなら

大人おとなになれたら少すこし
子供こどものように素直すなおに
笑わらってみせるし
そのときは
いつかも今いまも未来みらいも
どこにいる自分じぶんも
抱だきしめてみて
だから今いまこのままの

もやもやじゃ嫌いやだ