かえりみち 歌詞 上田麗奈 ふりがな付

空からっぽの掌てのひら 開ひらいてまた握にぎった
あたたかくて 離はなれがたいな
ポケットの奥おくには出で番ばんを待まつ言葉ことばたちが
溢あふれそうで また言いえないな

あっという間まに過すぎるの
めくるめく日々ひびを繰くり返かえし
自由じゆうの意味いみはあの日ひと変かわっていくけど

複雑ふくざつなこの心こころも少すこしは乗のりこなすようになって
「お互たがい様さま」と背中せなか向むけ合あった時間じかんを溶とかしていくよ
願ねがう事ことはひとつだけ あなたのその笑顔えがおを見みせて
どこか遠とおくへ離はなれたとしても
陽ひだまりの声こえが聞きこえるよう

車窓しゃそうを流ながれていく無数むすうの雨露あまつゆが
軌道きどう外はずれ 自由じゆうに散ちらばって

あっという間まに過すぎるの
遠とおざかる街まちを振ふり返かえる
見送みおくってくれたあの日ひより泣なきたくなるけど

溺おぼれそうなほどの愛あい 手渡てわたされた沢山たくさんのストーリー
確たしかなものは胸むねに灯ともるから言葉ことばはいらない
願ねがう事ことはひとつだけ これからもずっと笑顔えがお見みせて
いつかあなたが誇ほこれるくらいの
私わたしになりたいから

窓まどを打うつリズム だんだん遠とおくなる
包つつんでくれたあなたみたいに
今いまは柔やわらかな雨あめを降ふらせて

複雑ふくざつなこの心こころも世界せかいも写うつしだせる魔法まほう
伝つたえたいこと山やまほどあるけど ただ側そばにいるよ
願ねがう事ことはひとつだけ あなたのその笑顔えがおを見みせて
どんな嵐あらしにも土砂降どしゃぶりでも
陽ひだまりの声こえが聞きこえるよう