業曝し 歌詞 hiMe feat. v flower ふりがな付

明日あす知しらない憂うき世よ
然されど爲止しささない
繰くり返かえし戲たわむれて番狂ばんくるはせ
忽たちまち喧かしがまし

明日あす知しらない我わが身み
然されど爲止しささない
だぶついて離はなれない情じょう狂くるはせ
醉よひ癡しれ躍おどらうか

寄よる邊べ無なく嘘うそに成なり
愚おろかしく今いまが遺のこるだけ
世せ閒けん樣さまは笑わらふけど
暗くらませば意味いみが無ない
業曝ごうさらしよ

塞ふさぎやしないよ、廢すたりや仕舞しまひよ
要いらない過去かこを棄すて生いきてゐる
洒落臭しゃらくさい奴やつ、物臭ものぐさい奴やつだけど
俺おれは俺おれを絕たやさない
絕たやさせない

明日あす知しらない憂うき世よ
然されば爲止しささない
駄法螺だぼらにやまう懲こり〴〵ごりよ
正體しょうたい著あらわさずは何なにか爲せむ?

嗚呼ああ!明日あす知しらない我わが身み
然されば爲止しささない
高たか鳴なりが止とめ處ど無ない
不埓ふらち成なれど躍おどる夏なつの夜よる

積つみ上あげた哀かなしさや虛むなしさが
今いまとして有あれど
愚おろかしく遺のこるなら
惜おしまずに放はなつが好いい
業ごうを曝さらせよ

塞ふさぎやしないよ、廢すたりや仕舞しまひよ
馬鹿ばかげた世よを只ただ生いきてゐる
己おのれ殺あやめ損そんする程ほどならば
今日きょう、今いまに嘲あざけやう
俺おれを見みて吳くれ…

祈いのりが闕かけて瘦やせる月つきの
柔やわく脆もろく耀ひかる眼差まなざし
さうさ、いのちは刹那せつな
鮮あざやかだのに灰はいに逓かはつて逝いく

幾いくら歎なげいても幾いくら悔くやんでも
孤こ獨どくだけが底そこ拔ぬけてゐる
拙つたないいのちを戲あそび盡つくす迄までは
未まだ未まだ終おはれない

塞ふさぎやしないよ、廢すたりや仕舞しまひよ
要いらない過去かこを棄すて生いきてゐる
愛あいが無なくても何なんにも成なれずとも
俺おれは俺おれを絕たやさない
馬鹿ばかげた世よを謳歌おうかしやう

業ごうを曝さらせよ!