まろやかな 歌詞 Nyx ふりがな付

まろやかな時間じかんが瞬またたく
底そこなしの苦汁くじゅうに怯おびえて

その手てを握にぎりしめては
"いかないで"と呟つぶやいた

"大丈夫だいじょうぶ"と甘あまい
微笑ほほえみが突つき刺ささる

暗くらい海うみに溶とけこむ優やさしさを
飲のみこむ度たびに震ふるえが止とまらずに
長ながい夜よるに浮うかんだ思おもい出でを
泣なきだす前まえに突つき放はなしてしまえ

まろやかな時間じかんが瞬またたく
底そこなしの苦汁くじゅうに怯おびえて
君きみの優やさしさをまだ、抱かかえてた

暗くらい海うみの中なか、溶とけ込こむ優やさしさを
眺ながめる度たびに頬ほほに伝つたうもの
長ながい夜よるに浮うかんだ思おもい出でを
突つき放はなすことなんかできなくて

暗くらい

暗くらい海うみに溶とけ込こむ優やさしさを
飲のみ込こむ度たびに震ふるえが止とまらずに
長ながい夜よるに浮うかんだ思おもい出でを
突つき放はなすことなんかできなくて
君きみを 忘わすれない

「暗くらい、長ながい、夜よるを、超こえて。今いまもこの胸むねの中なかで―――――　。」