澄すんだ声こえと長ながい髪かみの君きみに
私わたしは一目惚ひとめぼれでした
友ともだちになろうと言いってくれた
よろしくね、の声こえが思おもわず震ふるえた
仲良なかよくなるのに時間じかんはかからなくて
私わたしを見みつけると手てを振ふってくれる
心臓しんぞうが跳はねる 大おおきく手てを振ふり返かえす
幸しあわせな日々ひびが続つづきますように
長ながい髪かみが綺麗きれいだと言いった私わたしに
「伸のばすよ」とはにかんだ
君きみの髪かみを結ゆう ふわりと甘あまく香かおる
それは特別とくべつな色いろをした大切たいせつな日々ひびの記憶きおく
澄すんだ声こえが知しらない名前なまえを呼よぶ
手てを繋つなぐ君きみと彼かれ
「恋人こいびとができたの」と頬ほほを染そめた
胸むねが苦くるしかった でも幸しあわせならよかった
君きみと彼かれの初はじめての喧嘩けんかは
仲直なかなおりまでが遠とおくて 君きみは
私わたしに近寄ちかより くしゃりと泣なき出だした
そっと撫なでてみる
短みじかくなった髪かみを
そう 短みじかい髪かみが好すきだと彼かれに言いわれた
君きみはあの髪かみを切きってしまった
私わたしの大好だいすきな君きみは彼かれのもの
それは酷ひどく残酷ざんこくな日々ひびの記憶きおく
「私わたしなら君きみを守まもれるよ」
そう言いって抱だき締しめた震ふるえる身体からだ
「私わたしだけの騎士様ナイトだね」
と顔かおを上あげた
嘘うそをつくのがとても下手へたな人ひと
大好だいすきな人ひと 愛いとしい人ひと
私わたしなら泣なかせたりしないのに
長ながい髪かみのほうが好すきだったよ、と
もう一度いちど言いってみると はにかんだ
遠とおい昔むかしを思おもい出だす 幼おさなかった私わたしのこと
結局けっきょく言いえないまま今日きょうになった
白しろいドレス纏まとう君きみの
髪かみはショートカット
「やっぱりショートが君きみには似合にあうね」と
言いったら涙なみだが止とまらなくなった
なんで泣なくのよ、と困こまった顔かおで笑わらう
君きみは何なにも知しらない
綺麗きれいな変かわらぬ声こえで
私わたしのほうがずっとずっと
君きみのことが好すきなのに
「君きみの幸しあわせが嬉うれしくて、嬉うれしくて」
顔かおは隠かくしたまま
大切たいせつな大切たいせつな 嘘うそをついた
澄suんだnda声koeとto長nagaいi髪kamiのno君kimiにni
私watashiはha一目惚hitomeboれでしたredeshita
友tomoだちになろうとdachininarouto言iってくれたttekureta
よろしくねyoroshikune、のno声koeがga思omoわずwazu震furuえたeta
仲良nakayoくなるのにkunarunoni時間jikanはかからなくてhakakaranakute
私watashiをwo見miつけるとtsukeruto手teをwo振fuってくれるttekureru
心臓shinzouがga跳haねるneru 大ooきくkiku手teをwo振fuりri返kaeすsu
幸shiawaせなsena日々hibiがga続tsuduきますようにkimasuyouni
長nagaいi髪kamiがga綺麗kireiだとdato言iったtta私watashiにni
「伸noばすよbasuyo」とはにかんだtohanikanda
君kimiのno髪kamiをwo結yuうu ふわりとfuwarito甘amaくku香kaoるru
それはsoreha特別tokubetsuなna色iroをしたwoshita大切taisetsuなna日々hibiのno記憶kioku
澄suんだnda声koeがga知shiらないranai名前namaeをwo呼yoぶbu
手teをwo繋tsunaぐgu君kimiとto彼kare
「恋人koibitoができたのgadekitano」とto頬hohoをwo染soめたmeta
胸muneがga苦kuruしかったshikatta でもdemo幸shiawaせならよかったsenarayokatta
君kimiとto彼kareのno初hajiめてのmeteno喧嘩kenkaはha
仲直nakanaoりまでがrimadega遠tooくてkute 君kimiはha
私watashiにni近寄chikayoりri くしゃりとkusyarito泣naきki出daしたshita
そっとsotto撫naでてみるdetemiru
短mijikaくなったkunatta髪kamiをwo
そうsou 短mijikaいi髪kamiがga好suきだとkidato彼kareにni言iわれたwareta
君kimiはあのhaano髪kamiをwo切kiってしまったtteshimatta
私watashiのno大好daisuきなkina君kimiはha彼kareのものnomono
それはsoreha酷hidoくku残酷zankokuなna日々hibiのno記憶kioku
「私watashiならnara君kimiをwo守mamoれるよreruyo」
そうsou言iってtte抱daきki締shiめたmeta震furuえるeru身体karada
「私watashiだけのdakeno騎士様naitoだねdane」
とto顔kaoをwo上aげたgeta
嘘usoをつくのがとてもwotsukunogatotemo下手hetaなna人hito
大好daisuきなkina人hito 愛itoしいshii人hito
私watashiならnara泣naかせたりしないのにkasetarishinainoni
長nagaいi髪kamiのほうがnohouga好suきだったよkidattayo、とto
もうmou一度ichido言iってみるとttemiruto はにかんだhanikanda
遠tooいi昔mukashiをwo思omoいi出daすsu 幼osanaかったkatta私watashiのことnokoto
結局kekkyoku言iえないままenaimama今日kyouになったninatta
白shiroいiドレスdoresu纏matoうu君kimiのno
髪kamiはhaショsyoートカットtokatto
「やっぱりyappariショsyoートtoがga君kimiにはniha似合niaうねune」とto
言iったらttara涙namidaがga止toまらなくなったmaranakunatta
なんでnande泣naくのよkunoyo、とto困komaったtta顔kaoでde笑waraうu
君kimiはha何naniもmo知shiらないranai
綺麗kireiなna変kaわらぬwaranu声koeでde
私watashiのほうがずっとずっとnohougazuttozutto
君kimiのことがnokotoga好suきなのにkinanoni
「君kimiのno幸shiawaせがsega嬉ureしくてshikute、嬉ureしくてshikute」
顔kaoはha隠kakuしたままshitamama
大切taisetsuなna大切taisetsuなna 嘘usoをついたwotsuita