沈殿 歌詞 杏ノ雲 feat. 初音ミク ふりがな付

壊こわれたままのあなたの息いきを飲のんで目覚めざめたい
怯おびえたままの私わたしの肩かたをそっと抱だいて

解体かいたいを待まっていた少女しょうじょは塵ちりの中なか
体内たいないを染そめていく水みずを感かんじて

土つちに伸のびていた髪かみを纏まとめては
零こぼれ落おちていく細胞さいぼうまで

色彩しきさいが落おちていく場所ばしょへ行いこう このまま
溶とけ出だしたあなたを求もとめて沈しずんでいく

耳鳴みみなりを塞ふさいでいく様ように脳のうを塩しおで満みたしたら
この毒どくの脆もろさが私わたしを貪むさぼる

求もとめただけで無力むりょくなままの欲よくに縋すがって
忘わすれたはずのあなたの声こえを未まだ懐おもう

再会さいかいを待まっていた少女しょうじょは雲くもの中なか
曖昧あいまいになっていく確たしかなこと

波なみに霞かすんでいた腕うでを伸のばしては
崩くずれ落おちていくひとつの影かげ

色彩しきさいが落おちていく場所ばしょへ行いこう このまま
溶とけ出だしたあなたを求もとめて沈しずんでいく

苦くるしさも感かんじない程ほどに肺はいを愛あいで満みたしたら
この毒どくの深ふかさが私わたしを貪むさぼる