一緒くた 歌詞 悒うつぼ ふりがな付

アイロンをした
ハンカチーフの匂においで帰省きせい
溶とけた絨毯じゅうたんで離郷りきょう そら災難さいなん
出鱈目でたらめな頭あたまだ
霞かすむビルが絵画かいがに見みえた
空そらが滲にじんだがどうでも良いいか
裏切うらぎられたと悔くやんだ所ところで
仕方しかたの無ない事ことだ

味噌みそも糞くそも同おなじ 分わかったわ
節穴ふしあなみたいな目めに御馳走ごちそうしてあげる
侘わびしさも憂うさも無なし 良よかったわ
嘸さぞかし積つもる話はなし 可笑おかしい
振ふる首くびも無ないや

嫌きらいな雪ゆきの御陰おかげで
外そとが大人おとなしくなって
歌声うたごえは煩うるさくなって 遍あまねく我儘わがままだな
行いき先さきを邪魔じゃまする風かぜが前髪まえがみを立たて
目めと目めが合あって
裸はだかになった 服ふくを剥はがされて

痩やせた氷こおり 夢ゆめに出だした思おもい出では
いつかの景色けしきに隠かくす為ためさ

味噌みそも糞くそも同おなじ 分わかったわ
恩着おんきせがましく座ざを持もってあげる
仕草しぐさも胡散うさんも臭くさいし 洗あらったら
後先あとさき詰つまる話はなし 下くだらない話はなしったら
味噌みそも糞くそも同おなじ 分わかったわ
節穴ふしあなみたいな目めに御馳走ごちそうしてあげる
侘わびしさも憂うさも無なし 良よかったわ
嘸さぞかし積つもる話はなし 可笑おかしい
振ふる首くびも無ないや

口くちに入はいれば御揃おそろいの絵え
鼻はなに入はいれば御揃おそろいの絵え
耳みみに入はいれば御揃おそろいの絵え
私わたしもあいつと同おなじかな