白銀の刃 歌詞 Liz Triangle ふりがな付

花はなびらの舞まう 眩まぶしい日々ひび
忘わすれたくない たまゆらの淡あわい幻想げんそうは
臆病おくびょうな指ゆびで 崩くずして
脆もろく無残むざんに 輪郭りんかくも失うしなった

誰だれと手てを合あわせ 誰だれと笑わらうだろう?
そんな温ぬくもりは 私わたしには叶かなわない

私わたしは私わたしでしかない ただの醜みにくい獣けもので
君きみの優やさしさも 壊こわしてしまうよ
ひび割われた腕うでじゃ 抱だきしめたって
ただただ痛いたむだけ

綿雪わたゆきが舞まう 輝かがやかしく
積つもれば馴染なじみ その世界せかいは美うつくしい
ひとりきりで歩あるく道みちも
足跡あしあとさえすぐに消けしてくれるから

残酷ざんこくに囁ささやく うとましい声こえは
絡からみつくように
断たち切きって振ふり払はらっても まだ嘲笑あざわらうの?

私わたしは私わたしが嫌いやで 今いまも醜みにくい獣けものだ
君きみの心こころさえ 壊こわしてしまうよ
キライになって

ねえ 君きみは美うつくしい 私わたしは悍おぞましい
そっと触ふれても 壊こわしてしまうよ
閉とじ込こめたくて 気持きもちを抑おさえて
雪ゆきのように消きえて

冷つめたい刃やいばを刺さした ただの醜みにくい獣けものだ
君きみのことさえも 壊こわしてしまうよ
妬ねたましく狂くるい咲さいた花はな それが私わたし 臆病おくびょうで ah
ガラスのように 砕くだけ散ちって 消きえてしまえ
緑りょく眼がんに宿やどる 嫉妬しっとの魂たましいは
ひび割われた指ゆびで 君きみの事ことを
どんどん締しめ付つける