輪郭を識る 歌詞 燦然世界 ふりがな付

奏かなでている
この音おとが
響ひびいている
楽たのしいと思おもえた
ずっとそうだった
部屋へやに残のこる残響ざんきょうは
いつも通どおり
今日きょうも唄うたってる
何百回なんびゃっかいと唄うたってる
一体いったいなんで唄うたってる?
肖あやかって唄うたってるだけなの?
音おとに乗のっかって
握にぎったギターで
僕ぼくに問といかけた

一体全体いったいぜんたいどうしたい?
僕ぼくら、叶かなえてみたい信しんじたい
術すべを探さがし続つづけて弾ひいてんの
焦こがれてるだけじゃつまんないわ!
実際じっさい問題もんだい楽らくじゃない
正味しょうみ難むずかしい道みちとは知しってます
だけど
光ひかり輝かがやく憧憬しょうけいの
巡めぐるその先さきを見みたい

はためいた君きみの目めに背せを向むけて
何故なぜ僕ぼくはまだここで賽さいを振ふっている?
従したがえたはずだと思おもえた感情かんじょうは
響ひびかせた音おとに乗のり染しみ込こんでいくから

たらったったら
らったったった
たらったったら
らったった

彼かれ曰いわく
ただの絵空事えそらごとに価値かちはないそうだ
戦況せんきょうは未いまだ不利ふりで
変かわり映ばえしないもんな
なのに何故なぜ心こころ揺ゆらぐ?

知しりたいんだ
目眩めくるめくその先さきの
悴かじかんだ手てに掴つかみ取とった光栄こうえいを
従したがえたはずだと思おもえた感情かんじょうは
罅割ひびわれた胸むねの中なか高鳴たかなっている

燦きらめいた君きみの背せに手てを向むけて
愛いとしさも切せつなさも音おとに乗のっていく
花はなに嵐あらし吹ふけど尚なおも根ねを張はって
芽吹めぶかせてみせるのさそう誓ちかったんだ
燻くすぶった日々ひびに別わかれを告つげて
他愛たわいなき日々ひびを噛かみ締しめていく
見開みひらいた目めの奥おくではにかんでいる
形造かたちづくられていく僕ぼくの姿すがたは

たらったったら
らったった

たらったったら
らったったった
たらったったら
らったった