昨日きのうの酔よいも明あけには消きえてゆく
夜よるのはざまで踊おどれ果はてるまで
寄よりかかる肩かた いずれは痺しびれてく
極楽浄土ごくらくじょうどを探さがせど 闇やみの中なか
生なまぬるくて濁にごった池いけの底そこ
身みの丈たけに合あうなんて綺麗きれい事ごと
一筋ひとすじの香かおりに期待きたいをしちゃうの
たった一ひとつだけ未来みらいを選えらべ
死しなば諸共もろとも 茨いばら道みちであろうとも
地獄じごくまで垂たれる蜘蛛くもの糸いとを
絡からませ手てのひら 這はわせたどれ今いま
胸騒むなさわぎ見落みおとして
昨日きのうの宵よいの香かおりは逃にげてゆく
見下みくだす先さきで 鈍にぶく光ひかる針はりの山やま
縋すがり付つく腕うでの痺しびれも切きれていく
極楽浄土ごくらくじょうどは遥はるか 雲くもの先さき
朧月おぼろづきも光ひかって見みえるような
暗くらくなった曲まがり角かどを抜ぬけ
二ふたつ目めの命いのちを探さがしてしまう
そっと一ひとつだけ光ひかりを抱だけ
死しなば諸共もろとも 頂いただき 見みまごうとも
極楽ごくらくまで伸のびる蜘蛛くもの糸いと
祈いのるように 手繰たぐり寄よせていく
いつか夢見ゆめみた蓮はすの花はなは眩まぶしく
狐きつねに化ばかされたように嘘臭うそくさく香かおる
そのつたなさが そのわざとらしさと 愛いとしさが
私わたしを強つよく引ひきつけたまま離はなさないよ
たった一ひとつだけ未来みらいを選えらべ
死しなば諸共もろとも 茨いばら道みちであろうとも
地獄じごくまで垂たれる蜘蛛くもの糸いとを
絡からませ手てのひら 這はわせたどれ今いま
胸騒むなさわぎはここに捨すて行いけ
昨日きのうの酔よいも明あけには消きえてゆく
夜よるのはざまで踊おどれ果はてるまで
寄よりかかる肩かた いずれは痺しびれてく
極楽浄土ごくらくじょうどを探さがして 闇やみより先さきへ
昨日kinouのno酔yoいもimo明aけにはkeniha消kiえてゆくeteyuku
夜yoruのはざまでnohazamade踊odoれre果haてるまでterumade
寄yoりかかるrikakaru肩kata いずれはizureha痺shibiれてくreteku
極楽浄土gokurakujoudoをwo探sagaせどsedo 闇yamiのno中naka
生namaぬるくてnurukute濁nigoったtta池ikeのno底soko
身miのno丈takeにni合aうなんてunante綺麗kirei事goto
一筋hitosujiのno香kaoりにrini期待kitaiをしちゃうのwoshichauno
たったtatta一hitoつだけtsudake未来miraiをwo選eraべbe
死shiなばnaba諸共morotomo 茨ibara道michiであろうともdearoutomo
地獄jigokuまでmade垂taれるreru蜘蛛kumoのno糸itoをwo
絡karaませmase手teのひらnohira 這haわせたどれwasetadore今ima
胸騒munasawaぎgi見落mioとしてtoshite
昨日kinouのno宵yoiのno香kaoりはriha逃niげてゆくgeteyuku
見下mikudaすsu先sakiでde 鈍nibuくku光hikaるru針hariのno山yama
縋sugaりri付tsuくku腕udeのno痺shibiれもremo切kiれていくreteiku
極楽浄土gokurakujoudoはha遥haruかka 雲kumoのno先saki
朧月oborodukiもmo光hikaってtte見miえるようなeruyouna
暗kuraくなったkunatta曲maがりgari角kadoをwo抜nuけke
二futaつtsu目meのno命inochiをwo探sagaしてしまうshiteshimau
そっとsotto一hitoつだけtsudake光hikariをwo抱daけke
死shiなばnaba諸共morotomo 頂itadaki 見miまごうともmagoutomo
極楽gokurakuまでmade伸noびるbiru蜘蛛kumoのno糸ito
祈inoるようにruyouni 手繰taguりri寄yoせていくseteiku
いつかitsuka夢見yumemiたta蓮hasuのno花hanaはha眩mabuしくshiku
狐kitsuneにni化baかされたようにkasaretayouni嘘臭usokusaくku香kaoるru
そのつたなさがsonotsutanasaga そのわざとらしさとsonowazatorashisato 愛itoしさがshisaga
私watashiをwo強tsuyoくku引hiきつけたままkitsuketamama離hanaさないよsanaiyo
たったtatta一hitoつだけtsudake未来miraiをwo選eraべbe
死shiなばnaba諸共morotomo 茨ibara道michiであろうともdearoutomo
地獄jigokuまでmade垂taれるreru蜘蛛kumoのno糸itoをwo
絡karaませmase手teのひらnohira 這haわせたどれwasetadore今ima
胸騒munasawaぎはここにgihakokoni捨suてte行iけke
昨日kinouのno酔yoいもimo明aけにはkeniha消kiえてゆくeteyuku
夜yoruのはざまでnohazamade踊odoれre果haてるまでterumade
寄yoりかかるrikakaru肩kata いずれはizureha痺shibiれてくreteku
極楽浄土gokurakujoudoをwo探sagaしてshite 闇yamiよりyori先sakiへhe