ガラクタ革命 歌詞 夕季ハルノ feat. 重音テト ふりがな付

低迷ていめい 底そこを這はっている
劣等れっとうと虚勢きょせいの消耗しょうもう戦せん
平静へいせい 取とり繕つくろっている
羨望せんぼうの霧きりを抜ぬけ出だせない
ない期待きたいしたい非才ひさいくらむ
暗転あんてん視界しかい まねごとの快楽かいらく
忙人ぼうじん気き分ぶん 立たったその場所ばしょで
何なにを見みる?

散々さんざん去さる 宙くうを切きった鳥とり
燦々さんさん散ちる 鮮せんと才さいの羽はね
淡々たんたん空そら 見上みあげ手てを伸のばす
瞬間しゅんかんまたすり抜ぬけた

悠々ゆうゆう笑わらう 天てんに立たつ鳥とり
なれない僕ぼくの最終さいしゅう革命かくめい
嘆声たんせいはない 歓声かんせいもない
廃材はいざいの音おとを重かさねて
抗戦こうせん歌うたう 飛とべない鳥とり
なりたい僕ぼくじゃきっとダメだった
見上みあげるだけの日々ひびが過すぎてく

夕景ゆうけい 自愛じあいは死しんでって
うるさく揺ゆれる送電線そうでんせん
空想くうそう ここじゃ最前線さいぜんせん
人形にんぎょうは何なにも生うみ出だせない
愛あいしたい未来みらい自体じたい腐くさる
全編ぜんぺん悲哀ひあい 張はりぼての崩落ほうらく
凡人ぼんじん気分きぶん 望のぞむその場所ばしょで
何なにを知しる?

堂々どうどうたる 翔しょうを知しった鳥とり
延々えんえん見みる 晴はれた讚さんの夢ゆめ
簡単かんたんほら 酔よって醒さめてまた
後転こうてん まだ停滞ていたい中ちゅう

陽よう々よう照てらす 天てんに座ざす火球かきゅう
なれない僕ぼくの反抗はんこう声明せいめい
勝算しょうさんはない 感性かんせいもない
残骸ざんがいの音おとを重かさねて
炎天えんてん焼やける 溶とけだす声こえ
なりたい僕ぼくじゃずっとダメだった

憧あこがれ 羨うらやむ
ただ 怠惰たいだで無む価値かちな世界せかい
さよなら

遠えん々えん消きえる 天てんを裂さく鳥とり
なれない僕ぼくの終末しゅうまつ戦争せんそう
後悔こうかいはない 反省はんせいもない
散在さんざいの音おとを重かさねて
猛然もうぜん駆かける敵前てきぜん舞まえ
なりたい僕ぼくは既すでに負まけだった