フラスコワルツ 歌詞 夕季ハルノ feat. 重音テト ふりがな付

ヒロイン様さまのお化粧けしょうさえ
爛ただれるような昼下ひるさがり
そんな時ときはフラスコに
また可愛かわいいお菓子かし溶とかしましょう

甘美かんびな都合つごう良よさに群むらがる
真面目まじめづらのハイエナ
薄うすっぺらな人生じんせいね 気持きもちがいいわ

シナリオに飾かざらる
フィクションのマネキン?
私わたしは私わたしのものよ
あなたじゃ代かわれない私わたしを表あらわせ
今日きょうもガラスの靴くつ履はいて 嘘うそ吐はいて
主役しゅやくを演えんじてあげるわ
始はじまりのワルツに
有う象ぞうが沸わく部屋へやで

足たりない時ときは我慢がまんしましょう
嵐あらしのように泣なき踊おどる
それでも喉のどが渇かわいて仕方しかたがないわ
あぁもう嫌きらい痛いたいしたい
脳のうみそすら溶とかしましょう

蛇へびに足あしつけて
したり顔がおのお馬鹿ばかさん達たちには
無知むちの無むくらいがお似合にあいよ
気持きもち悪わるいわ

内蔵ないぞうを食くい破やぶる
空想くうそうの化物ばけもの
それでも明日あしたは来くるの
突つき刺さす歓声かんせいが私わたしを求もとめて
もっとお子様こさま厳禁げんきんの劇的げきてきな
ドラマを刻きざんであげるわ
お終しまいのワルツが
寒さむく響ひびく部屋へやで

ドロドロドロの体からだを
とっても綺麗きれいに着飾きかざって
赤あかく醜みにくいステージを見みせてあげるわ

絶望ぜつぼうも救すくいの光ひかりも通とおさない
重おもいカーテンの向むこう
私わたしを呼よぶ声こえが私わたしを許ゆるすの

生うまれ変かわっても
心臓しんぞうのひとつくらいくれてあげるわ
蕩とろけた視線しせんも声こえも
アンコールの拍手はくしゅも
全すべて私わたしのものよ
さぁ嘘うそを引ひきちぎって 血ちを吐はいて
最後さいごに演えんじてあげるわ
さよならのワルツを
私わたしの人生じんせいを