よみ:けだもの
けだもの 歌詞
-
霄 feat. 裏命
- 2023.3.19 リリース
- 作詞
- 霄
- 作曲
- 霄
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「兩りょう義ぎ性せいヲ宿やどス壹ひとツノ事象じしょう/凡おおよソ參さん佰びゃく瓦グラムノ愛あい憎ぞう
渦卷うずまキ疼うずイタ眼差まなざし・對たい象しょう/不ふ慥たしカナシアハセ」
四しの五ごの云いはずに其その對たい處しょを。
凛りんと過すごせばこそ觀みへゆく物もの。
どふかして受うくる樣よう努つとめば、
御おんの字じだと想おもつてゐたよ。
搔かき負おひ難かたく思おもひ絕たゆる罪つみ;
矯たみ難がたき敢あへぬ感情かんじょうの罰ばつ。
容易たやすく毀こぼされて來きた曉あかつき、
燻くゆる馨こうは混凝土コンクリ。
必死ひっしに現げん狀じょうを繕つくろひませう。
惑まどふのはまう辭やめに致いたしませう。
變かはらぬ事實ことを追おひ續つづけるのは、
無論むろん、無謀むぼうです。
しとゞどに泣ないた。構かまはず努つとめた。
報むくわれなかつた。獸けだものはどつちだ?
莫迦ばかだよな。愛あいしてゐるんだ。
己おのれを壞こわして仕舞しまふ程ほど。
ひと度たびでも今いまだけは、御前おまえの俺おれだらう?
然さて叉また、俺おれの御前おまえだらう?
龍りゅうの鬚ひげを撫なで虎とらの尾おつぽを踏ふむ;
虎とらの尾おつぽを踏ふみ薄うすら氷ひを涉わたる。
然されども甘あまんじて受うけ容いれるよ。
・・一寸ちよつと、痛いたいけど。
彼あの日掛ひかけて吳くれた愛あいの言葉ことばは、
全部ぜんぶ虛うそだとでも云いふのだらうか?
然されども俺おれは信しんじて居いられるよ。
・・俺おれは愛あいしてゐる。
只ただ只ただ慥たしかめて疾とく疾とくと腐くさるは見慣みなれた事實ことでせう?
斯かくて割さいて嘔はいて泣なくは宛さながら砂すなの樣ような意識いしきでせう?
貪むさぼり、瞋いかり、醉ゑひ癡しれた俺おれが獸けだものとでも云いふのかい?
ぢや一いっ體たい誰だれだい?こんな獸けだものにしたのはさ。
御前おまえ樣さま、アンタの所爲せいだ。
元來もとの俺おれには、まう戾もどれないのだらう。
元來もとゟより手て遲おくれ。南無なむ三寶さんぼう、俺おれはまう・・
解わからないんだよ。生いきてゐる事實ことさへ。
責せめて、愛あいされてみ度たかつたんだ。
ひと度たびでも、倖しあわせや御前おまえを知しり度たかつたし、
慥たしかめ合あひ度たかつたんだ。
「然さも有あラバ假かりノ世よヲ虎こ視しセム:
・・舍しゃ利子りし色しき不ふ異い空空くうくう不ふ異色いしきし色しき卽そく是空ぜくう空くう卽そく是ぜ色しき受じゅ想そう行ぎょう識しき亦やく復ぶ如是にょぜ
舍しゃ利子りし是ぜ諸しょ法空ほうくう相そう不生ふしょう不滅ふめつ不ふ垢く不ふ淨じょう不ふ增ぞう不ふ減げん
是ぜ故こ空中くうちゅう無色むしょく無む受じゅう想そう行ぎょう識しき無む眼げん耳鼻にび舌ぜつ身しん意に無色むしき聲しょう香味こうみ觸そく法ほう無む眼界げんかい乃至ないし無意識むいしき界かい
無む無明むみょう亦無やくむ無明むみょう盡じん乃至ないし無む老死ろうし亦やく無む老死ろうし盡じん無む苦く集しゅう滅めつ道どう無智むち亦無やくむ得とく
以い無む所得しょとつ故こ菩提ぼだい薩さつ埵た依え般若はんにゃ波羅蜜多はらみた故こ心無しんむ罜け礙げ無む罜け礙げ故こ無有むう恐怖くふ遠離おんり顛倒てんとう夢想むそう究竟くぎょう涅槃ねはん
三世さんせい諸しょ佛ぶつ依え般若はんにゃ波羅蜜多はらみた故こ得とく阿あ耨のく多羅たら三さん藐みゃく三さん菩提ぼだい・・」
堪こらへられないんだよ。不ふ條じょう理りな憂うき世よ;
刻一刻こくいっこくと破われるいのち。
其それならまう「人情にんじょう」に蓋ふたを。
是これ以上いじょう何なにも望のぞめないんだ。
阿呆あほ臭くさい。何なにも、彼かにも。
逝いく所ところ迄まで逝いつて仕舞しまつたんだ。
こんな毎日まいにち、さあ終ついの霄そらへ!
まう俺おれは獨ひとり法師ぼっちの「獸けだもの」として生いきるのさ!
・・責せめて、愛あいされてみ度たかつたんだ。
渦卷うずまキ疼うずイタ眼差まなざし・對たい象しょう/不ふ慥たしカナシアハセ」
四しの五ごの云いはずに其その對たい處しょを。
凛りんと過すごせばこそ觀みへゆく物もの。
どふかして受うくる樣よう努つとめば、
御おんの字じだと想おもつてゐたよ。
搔かき負おひ難かたく思おもひ絕たゆる罪つみ;
矯たみ難がたき敢あへぬ感情かんじょうの罰ばつ。
容易たやすく毀こぼされて來きた曉あかつき、
燻くゆる馨こうは混凝土コンクリ。
必死ひっしに現げん狀じょうを繕つくろひませう。
惑まどふのはまう辭やめに致いたしませう。
變かはらぬ事實ことを追おひ續つづけるのは、
無論むろん、無謀むぼうです。
しとゞどに泣ないた。構かまはず努つとめた。
報むくわれなかつた。獸けだものはどつちだ?
莫迦ばかだよな。愛あいしてゐるんだ。
己おのれを壞こわして仕舞しまふ程ほど。
ひと度たびでも今いまだけは、御前おまえの俺おれだらう?
然さて叉また、俺おれの御前おまえだらう?
龍りゅうの鬚ひげを撫なで虎とらの尾おつぽを踏ふむ;
虎とらの尾おつぽを踏ふみ薄うすら氷ひを涉わたる。
然されども甘あまんじて受うけ容いれるよ。
・・一寸ちよつと、痛いたいけど。
彼あの日掛ひかけて吳くれた愛あいの言葉ことばは、
全部ぜんぶ虛うそだとでも云いふのだらうか?
然されども俺おれは信しんじて居いられるよ。
・・俺おれは愛あいしてゐる。
只ただ只ただ慥たしかめて疾とく疾とくと腐くさるは見慣みなれた事實ことでせう?
斯かくて割さいて嘔はいて泣なくは宛さながら砂すなの樣ような意識いしきでせう?
貪むさぼり、瞋いかり、醉ゑひ癡しれた俺おれが獸けだものとでも云いふのかい?
ぢや一いっ體たい誰だれだい?こんな獸けだものにしたのはさ。
御前おまえ樣さま、アンタの所爲せいだ。
元來もとの俺おれには、まう戾もどれないのだらう。
元來もとゟより手て遲おくれ。南無なむ三寶さんぼう、俺おれはまう・・
解わからないんだよ。生いきてゐる事實ことさへ。
責せめて、愛あいされてみ度たかつたんだ。
ひと度たびでも、倖しあわせや御前おまえを知しり度たかつたし、
慥たしかめ合あひ度たかつたんだ。
「然さも有あラバ假かりノ世よヲ虎こ視しセム:
・・舍しゃ利子りし色しき不ふ異い空空くうくう不ふ異色いしきし色しき卽そく是空ぜくう空くう卽そく是ぜ色しき受じゅ想そう行ぎょう識しき亦やく復ぶ如是にょぜ
舍しゃ利子りし是ぜ諸しょ法空ほうくう相そう不生ふしょう不滅ふめつ不ふ垢く不ふ淨じょう不ふ增ぞう不ふ減げん
是ぜ故こ空中くうちゅう無色むしょく無む受じゅう想そう行ぎょう識しき無む眼げん耳鼻にび舌ぜつ身しん意に無色むしき聲しょう香味こうみ觸そく法ほう無む眼界げんかい乃至ないし無意識むいしき界かい
無む無明むみょう亦無やくむ無明むみょう盡じん乃至ないし無む老死ろうし亦やく無む老死ろうし盡じん無む苦く集しゅう滅めつ道どう無智むち亦無やくむ得とく
以い無む所得しょとつ故こ菩提ぼだい薩さつ埵た依え般若はんにゃ波羅蜜多はらみた故こ心無しんむ罜け礙げ無む罜け礙げ故こ無有むう恐怖くふ遠離おんり顛倒てんとう夢想むそう究竟くぎょう涅槃ねはん
三世さんせい諸しょ佛ぶつ依え般若はんにゃ波羅蜜多はらみた故こ得とく阿あ耨のく多羅たら三さん藐みゃく三さん菩提ぼだい・・」
堪こらへられないんだよ。不ふ條じょう理りな憂うき世よ;
刻一刻こくいっこくと破われるいのち。
其それならまう「人情にんじょう」に蓋ふたを。
是これ以上いじょう何なにも望のぞめないんだ。
阿呆あほ臭くさい。何なにも、彼かにも。
逝いく所ところ迄まで逝いつて仕舞しまつたんだ。
こんな毎日まいにち、さあ終ついの霄そらへ!
まう俺おれは獨ひとり法師ぼっちの「獸けだもの」として生いきるのさ!
・・責せめて、愛あいされてみ度たかつたんだ。