追憶ポエジー 歌詞 雪乃イト feat. 小春六花 ふりがな付

目めを閉とじれば アカシアの匂においがした
こっから歩あるけばどこまで行いけるかな
手てを伸のばせばきっと空振からぶってしまうから
知しる怖こわさを閉とじ込こめたの

世界せかいはまた一ひとつ私わたしを突つき離はなして
古ふるびた胸むねの扉とびら 軋きしむ音おとがした
ぬくもり残のこってたこの心こころを
凍こごえる手てで触ふれて
懐なつかしいような気きもして

私わたしの知しった涙なみだは
ずっと傍そばにいたあなたの優やさしさも声こえも
溢あふれるほど覚おぼえてくれる
どうして今いまになって
言葉ことばに表あらわせるだろう

隙間風すきまかぜが 扉とびらを優やさしく叩たたく
こっから連つれ出だそうと語かたりかけるような
外そとはまだきっと寒さむいけど大丈夫だいじょうぶ
アカシアの匂においはしてる

世界せかいはまた白しろく色いろを塗ぬり潰つぶして
背せを向むけた残酷ざんこくは必然ひつぜんをなぞる
出会であった想おもいの一ひとつずつに
名前なまえを付つけるたび
愛いとおしさを感かんじて

星ほし降ふる夜よるに願ねがう
ずっと傍そばにいたあなたを忘わすれはしない
不意ふいに溢あふれる痛いたみ
これも大切たいせつって
抱だき締しめながら進すすむの

私わたしの知しったこの想おもいを
どうして今いまになって
こんなに表あらわせるだろう