世界一のカメラマン 歌詞 ほーみーず ふりがな付

ほらこっち向むいてよ
ほらニコって笑わらってよ
2度にどと来こない瞬間しゅんかんを
百ひゃく年ねん先さきまで残のこそう
たとえ目めをつぶってたって
ブレブレだったって
僕ぼくのこと撮とらせたら
あなたは世界せかい一いちのカメラマンなんだよ

病室びょうしつに響ひびく産声うぶごえを
祝いわうように煌きらめく冬ふゆのネオン
一ひとつ道みちが違ちがえば、はぐれてた
これが『奇跡きせき』ってこと忘わすれてた
あなたから注そそがれた愛あいは
僕ぼくを強つよい子こにさせてくれました
いつの日ひかどこかに見失みうしなった
幸しあわせにようやく気きづいたんだ
初はじめて言葉ことばを喋しゃべった日ひ
初はじめて自分じぶんだけで歩あるけた日ひ
初はじめて自転車じてんしゃ、転こけて泣ないた日ひ
初はじめて"お兄にいちゃん"と呼よばれた日ひ
大人おとなになってさ、分わかったよ
当あたり前まえなんかじゃなかったの
幾いく億おくの命いのちの中なかから
僕ぼくを見みつけ出だしてくれてありがとう

ほらこっち向むいてよ
ほらニコって笑わらってよ
2度にどと来こない瞬間しゅんかんを
百ひゃく年ねん先さきまで残のこそう
たとえ目めをつぶってたって
ブレブレだったって
僕ぼくのこと撮とらせたら
あなたは世界せかい一いちのカメラマンなんだよ

常つねに背中せなかを追おうその姿すがたにも
二言ふたことのセリフの脇役わきやくにも
レンズを向むけてる影かげがある
あなたは僕ぼくの専属せんぞくカメラマン
『怒ど鳴なり声ごえが怖こええ』って逃にげ行ゆく公園こうえん
知しらぬ事ことばかりな12の少年しょうねん
現像げんぞう済ずみの写真しゃしんから
あなたの想おもい、汲くみ取とれなかった
朝あさに1人ひとり 台所だいどころに立たち
ご飯はん作つくり起おこす子供こども達たち
掃除そうじ・洗濯せんたくに買かい物ものまで
成長せいちょうできたのはあなたのおかげ
時ときに口くち 悪わるくなったり
時ときに21時じ過すぎに帰かえったり
実家じっかを離はなれてはや5年ねん目め
今いまさらだけれどさ ごめんね

ほらこっち向むいてよ
ほらニコって笑わらってよ
2度にどと来こない瞬間しゅんかんを
百ひゃく年ねん先さきまで残のこそう
たとえ目めをつぶってたって
ブレブレだったって
僕ぼくのこと撮とらせたら
あなたは世界せかい一いちのカメラマンなんだよ

たとえ背丈せたけが縮ちぢんでも
たとえ1人ひとりで歩あるけなくなっても
たとえ僕ぼくの声こえ、聞きこえなくても
あなたは世界せかい一いちの父ちちだ
たとえ白髪しらがが増ふえてきても
たとえシワだらけになってきても
たとえ僕ぼくのこと忘わすれても
あなたは世界せかい一いちの母ははだ

ほらこっち向むいてよ
ほらニコって笑わらってよ
2度にどと来こない瞬間しゅんかんを
百ひゃく年ねん先さきまで残のこそう
たとえ目めをつぶってたって
ブレブレだったって
僕ぼくのこと撮とらせたら
あなたは世界せかい一いちのカメラマンなんだよ