かたちたち 歌詞 KulfiQ feat. 夏色花梨 ふりがな付

点てんと 点てんを 繋つなぐ
そこに線せんがひとつ現あらわれる
線せんと 線せんで 囲かこむ
新あたらしいかたちが出来でき上あがる

しかく さんかく まる
白しろい紙かみの中なかで踊おどり出だす
描えがく 重かさねる 塗ぬる
物語ものがたりがここから始はじまる

頭あたまの中なかに映うつった無限むげんに広ひろいキャンバスから
指先ゆびさきの黒鉛こくえんまで至いたる過程かていに涙なみだ流ながせ

消きえないで そのかたちが
悩なやみ続つづけたその色いろが
いつかの想おもいの過去かこと未来みらいを繋つないで今いまに現あらわれる

輝かがやいたそのかたちは 今いまは光ひかるその黄金おうごんは
無数むすうの点てんと線せんの軌跡きせきの先さきにあると信しんじるから 信しんじるから

しかく さんかく まる
地図ちずに価値かちをまたひとつ増ふやす
食たべる 笑わらう 眠ねむる
物語ものがたりはまだ続つづく

華はなやいだ この街まちには 悩なやみ続つづけたそのかたちが
誰だれかの願ねがいを継ついで叶かなえて 明日あすをきっと導みちびくから 導みちびくから

ハロー ハロー 眠ねむれない夜よるは
ひとつ ふたつ 星ほしと星ほしをなぞる

機械きかい仕掛じかけの悪意あくいに染そまる
無邪気むじゃきさが涙なみだを踏ふみ潰つぶしてゆく
辿たどった軌跡きせきが途切とぎれる頃ころには
ハリボテの形かたち達たちが佇たたずんでいる

積つみ上あげたこの技術ぎじゅつが 空虚くうきょに塗ぬり替かえられていく
ひとつの想おもいのひとかけらすら 誰だれにも伝つたわることもなく 消きえていく

見上みあげれば あの形かたちも 痛いたみも何なにもないあの色いろも
模倣もほうが統すべる高たかい彩度さいどで 当然とうぜんのようにそこにある

消きえないで このかたちが 悩なやみ続つづけたこの色いろが
誰だれかのもとで光ひかりになれと 信しんじながら僕ぼくは描えがく 僕ぼくは描えがく

機械きかいの声こえに願ねがいを込こめて
信しんじながら僕ぼくは描えがく 僕ぼくは描えがく