龍雨 2023ver. 歌詞 朝ノ瑠璃 ふりがな付

暁あかつきの空そらを駆かける「龍りゅう」を抱いだけ

風かぜ曰いわく「人ひとの世よは波なみをうつ水みずのよう」
浮うき沈しずみ流ながれゆく
途方とほうもない年月ねんげつ 回転かいてんする旋律せんりつ

咲さき誇ほこる花はなも いつか散ちるときを
恐おそれ そして 乗のり越こえるのだろう

どこまでも続つづいてく「今いま」を誰だれよりもこの目めで感かんじたい
たとえ悲かなしみに打うたれても砕くだけないのかを
永遠えいえんを願ねがう言葉ことばが莫迦ばかみたいなんて思おもわない
Fiery, 朽くち果はてても旅たびは続つづいてゆく

宵よいの明星みょうじょうが指さし示しめす
まつろわぬ刃やいばの矛先ほこさきを
明あけの明星みょうじょうは戒いましめる
藪やぶをつけば蛇へびがでるのだと

風かぜ曰いわく「苦くるしみは底そこなしの沼ぬまのよう」
藻掻もがくほど沈しずみゆく
瞑想めいそうせよ息吹いぶき 明転めいてんせよ自意識じいしき

降ふりしきる雨あめに呑のまれゆく道みちに
堅かたい意志いしで踏ふみ出だす強つよさを

とこしえに止やむことのない 寄よる辺べなく荒あらぶ天あまつ風かぜ
空気くうきはいつだって空虚くうきょなほうへ流ながれ込こむ
いつの日ひかあまねく天下てんかの画龍点睛がりょうてんせいとなるために
Fiery, 空からっぽの手てにすべてを求もとめた

泥どろだらけで歩あるいた日々ひびを
誇ほこらしく振ふり返かえるそのときまで
暁あかつきの空そらを駆かける「龍りゅう」を抱いだけ

どこまでも続つづいてく「今いま」を 誰だれよりもこの目めで感かんじたい
たとえ悲かなしみに打うたれても砕くだけないのかを
永遠えいえんを願ねがう言葉ことばが莫迦ばかみたいなんて思おもわない
Fiery, 朽くち果はてても旅たびは続つづいてゆく

Fiery, 空からっぽの手てに「今いま」を掴つかむんだ