ここにいるということ 歌詞 あさぬこ feat. 初音ミク ふりがな付

僕ぼくの詩うたが僕ぼくを歌うたっていく
誰だれからも認みとめられなくても

閉とじこもった
閉とじこもった
響ひびかない鼓動こどうの音おとさえも
暗くらい暗くらい部屋へやにいたよ
孤独こどくの中なか

ただ進すすんでいく
秒針びょうしんの先さき
息いきをするのも辛つらくなって
ここから早はやく出だしてくれと
独ひとり言ごちていた

理想りそうと現実げんじつを醜みにくく映うつし出だす鏡かがみの上うえで
下手へたくそなままのギターをかき鳴ならすんだ

やめちゃえば?なんて言いわれてももう
自分じぶんに嘘うそをつくのは飽あき飽あきなんだ
歪ひずんだ鼓動こどうのような

僕ぼくの詩うたが僕ぼくを歌うたっていく
誰だれからも認みとめられなくても
僕ぼくが生いきてきた証あかし
ここに刻きざむよ
それだけは変かわらないんだ

押おし殺ころした
押おし殺ころした
ひどく焼やき付ついた感情かんじょうは
黒くろい黒くろい熱ねつを帯おびて
ココロの中なか

いずれ消きえていく
後悔こうかいの裏うら
焦燥感しょうそうかんに蝕むしばまれて
他人たにんの笑わらった顔かおすら怖こわくなっていた

理論りろん武装ぶそうして自己暗示じこあんじ
去さった過去かこを利用りようして自己顕示じこけんじ
劣等れっとうを盾たてにして手てを差さし伸のべる誰だれかを待まってた

机上きじょうの空論くうろんは空から回まわりして
作つくられた小ちいさな死しにたがり
平然へいぜんと回まわる世界せかいを呪のろって生いきていく日々ひびだ

それでも現実げんじつを受うけ入いれたままの誰だれかの歌うたが
まだ生いきようとする心こころを掻かき立たてるんだ

詩うたを残のこす事ことの意味いみを
知しる為ためにただ書かくしかないんだ
歪ひずんだペダンのように

もしも全部ぜんぶが上手うまくいっていたら
もっと上手うまく笑わらえていたかな
誰だれにも迷惑めいわくかけないでこられたかな
でも全部ぜんぶが上手うまくいっていたら
今いまここにいる僕ぼくはいない
誰だれもこの詩うたを歌うたうことはないんだ

確たしかな答こたえはない

それでも僕ぼくが生いきてきた証あかしここに刻きざむよ
だから

僕ぼくの詩うたが僕ぼくを歌うたっていく
誰だれからも認みとめられなくても
僕ぼくも生いきてきたんだ
ここにいたいよ
それだけは変かわらないんだ