砕くだいたグラスの欠片かけらと滲にじんだ血ちで書かいた
手紙てがみと空からになったボトル
並ならんだ時計とけいは逆回ぎゃくまわりで
散ちらばったメモを欠かけた電灯でんとうが照てらし出だしてる
走はしり書がきの言葉ことばは意味いみを成なさず
そこからこっちをただ見みているだけで
白日はくじつの夢ゆめの中なか
どこまでも続つづいていく御伽おとぎ噺ばなしのよう
ずっと終おわらない悪夢あくむの中なかで
ドアがノックされるのを待まち続つづけている
硬かたいブーツの音おとが響ひびき渡わたって
白しらんでいく空そらに怯おびえて
塞ふさぎ込こんでる僕ぼくを見限みかぎってくれ
窓まどの外そとの悪魔あくまと目めが合あって
終おわった映画えいがのエンドロールが流ながれ続つづけてる
擦すり切きれたテープが音おとを立たてる
物語ものがたりの続つづきなど無ないのに
壊こわれたラジオが途切とぎれ途切とぎれのノイズを出だしてる
どこにも合あわない周波数しゅうはすうで
未いまだに何なにかをただ探さがしている様ように
落日らくじつの残のこり火びさえ
消きえることが怖こわいのだろう
昇のぼる月つきが見みえないで
翌あくる日ひの来くることを祈いのって項垂うなだれるだけ
嗚呼ああ
消きえない傷きずを探さがして
昨日きのうまでの自分じぶんかを確たしかめている
簡単かんたんなことだって分わからないままで
下くだっていく帳とばりの中なかへ
迷まよい込こんでいく僕ぼくを許ゆるさないで
星ほしのない空そらから雨あめが降ふって
終おわらない悪夢あくむの中なかで
ドアがノックされるのを待まち続つづけている
硬かたいブーツの音おとが響ひびき渡わたって
白しらんでいく空そらに怯おびえて
塞ふさぎ込こんでる僕ぼくを見限みかぎってくれ
窓まどの外そとには
縋すがっているものも崩くずれて
見みえる景色けしきもいつか変かわってゆくのだろう
凡庸ぼんような何なにかに成なり下さがる前まえに
沈しずんでいく夕陽ゆうひの影かげを
照てらし出だしている月つきを隠かくさないで
焼やけた空そらに
開ひらいたページを
捲めくり続つづけるように
きっとどれも終おわりへと向むかうのは
いつか僕ぼくらが筋書すじがきの最後さいごに
仕掛しかけたクライマックスに
辿たどり着つくためのルール
見届みとどけるのさ
砕kudaいたitaグラスgurasuのno欠片kakeraとto滲nijiんだnda血chiでde書kaいたita
手紙tegamiとto空karaになったninattaボトルbotoru
並naraんだnda時計tokeiはha逆回gyakumawaりでride
散chiらばったrabattaメモmemoをwo欠kaけたketa電灯dentouがga照teらしrashi出daしてるshiteru
走hashiりri書gaきのkino言葉kotobaはha意味imiをwo成naさずsazu
そこからこっちをただsokokarakotchiwotada見miているだけでteirudakede
白日hakujitsuのno夢yumeのno中naka
どこまでもdokomademo続tsuduいていくiteiku御伽otogi噺banashiのようnoyou
ずっとzutto終oわらないwaranai悪夢akumuのno中nakaでde
ドアdoaがgaノックnokkuされるのをsarerunowo待maちchi続tsuduけているketeiru
硬kataいiブbuーツtsuのno音otoがga響hibiきki渡wataってtte
白shiraんでいくndeiku空soraにni怯obiえてete
塞fusaぎgi込koんでるnderu僕bokuをwo見限mikagiってくれttekure
窓madoのno外sotoのno悪魔akumaとto目meがga合aってtte
終oわったwatta映画eigaのnoエンドロendoroールruがga流nagaれre続tsuduけてるketeru
擦suりri切kiれたretaテteープpuがga音otoをwo立taてるteru
物語monogatariのno続tsuduきなどkinado無naいのにinoni
壊kowaれたretaラジオrajioがga途切togiれre途切togiれのrenoノイズnoizuをwo出daしてるshiteru
どこにもdokonimo合aわないwanai周波数syuuhasuuでde
未imaだにdani何naniかをただkawotada探sagaしているshiteiru様youにni
落日rakujitsuのno残nokoりri火biさえsae
消kiえることがerukotoga怖kowaいのだろうinodarou
昇noboるru月tsukiがga見miえないでenaide
翌akuるru日hiのno来kuることをrukotowo祈inoってtte項垂unadaれるだけrerudake
嗚呼aa
消kiえないenai傷kizuをwo探sagaしてshite
昨日kinouまでのmadeno自分jibunかをkawo確tashiかめているkameteiru
簡単kantanなことだってnakotodatte分waからないままでkaranaimamade
下kudaっていくtteiku帳tobariのno中nakaへhe
迷mayoいi込koんでいくndeiku僕bokuをwo許yuruさないでsanaide
星hoshiのないnonai空soraからkara雨ameがga降fuってtte
終oわらないwaranai悪夢akumuのno中nakaでde
ドアdoaがgaノックnokkuされるのをsarerunowo待maちchi続tsuduけているketeiru
硬kataいiブbuーツtsuのno音otoがga響hibiきki渡wataってtte
白shiraんでいくndeiku空soraにni怯obiえてete
塞fusaぎgi込koんでるnderu僕bokuをwo見限mikagiってくれttekure
窓madoのno外sotoにはniha
縋sugaっているものもtteirumonomo崩kuzuれてrete
見miえるeru景色keshikiもいつかmoitsuka変kaわってゆくのだろうwatteyukunodarou
凡庸bonyouなna何naniかにkani成naりri下saがるgaru前maeにni
沈shizuんでいくndeiku夕陽yuuhiのno影kageをwo
照teらしrashi出daしているshiteiru月tsukiをwo隠kakuさないでsanaide
焼yaけたketa空soraにni
開hiraいたitaペpeージjiをwo
捲mekuりri続tsuduけるようにkeruyouni
きっとどれもkittodoremo終oわりへとwariheto向muかうのはkaunoha
いつかitsuka僕bokuらがraga筋書sujigaきのkino最後saigoにni
仕掛shikaけたketaクライマックスkuraimakkusuにni
辿tadoりri着tsuくためのkutamenoルruールru
見届mitodoけるのさkerunosa