シン・シンプル 歌詞 三花繚乱 ふりがな付

シンプルに戻もどすのが案外あんがいに出来できなくて
味付あじつけとか贅沢ぜいたくとか 濃こくしていくのは大だい得意とくいだけど
シンプルに戻もどすのが案外あんがいに出来できなくて
満足まんぞくとか沢山たくさんとか まだまだ増ふやしたくなるよ

恋こいも夢ゆめも オールナイトセレナーデ 眠ねむらず整ととのう サ道どうなの?これさあどう?
ずっと薔薇ばらを 探さがしていたかった

身体からだが(だいじょうぶ) 心配しんぱいかけまいと(そばにいる)
僕ぼくに黙だまって相当そうとう 無理むりしてたなんて(永遠えいえんに遊あそぼう)
心こころを(だいじょうぶ) 大事だいじにし過すぎて(そばにいる)
身体からだはどうにかこうにかして くれるだろうと(永遠えいえんに遊あそぼう)
甘あまえていたんだ

僕ぼくの身体からだはブラックホールで 何なにを食たべても何なにをしてても
僕ぼくを一生いっしょう 僕ぼくを一生いっしょう 守まもってくれると思おもってた
僕ぼくも一ひとつのはかない生命いのちで 何なにか食たべたら何なにかしたら
大おおきく大おおきく 変かわっていくと知しって 今更いまさらだけれど 死しぬのが恐こわくなった

思おもい知しらされたのは二に月がつのこそばゆい日ひ 無敵むてきの父ちち 頑丈がんじょうな母はは 僕ぼくに黙だまってた
至いたって幸しあわせな家族かぞくで 何なんの苦労くろうも 何なんの不自由ふじゆうも無なく
僕ぼくと妹いもうとが育そだったのは 二人ふたりの宇宙うちゅうの様ような愛あいと我慢がまんのお陰かげ

僕ぼくの家族かぞくは理想りそうのファミリー 何処どこに居いたって誰だれと居いたって
僕ぼくを一生いっしょう 僕ぼくを一生いっしょう 守まもってくれると思おもってた
お父とうさん お母かあさん 妹いもうと 猫ねこ 恋人こいびと 友達ともだち 会社かいしゃのみんな
いつかは いつかは お別わかれすると知しって 恐こわくてたまらない

心こころが望のぞむままに 沢山たくさんのもの手てに入いれた
彩いろどって 着飾きかざって みじめな僕ぼくを打うち消けしておくれよ
心こころが望のぞむままに 沢山たくさんのもの平たいらげた
美味おいしいものを 頬ほお張ばっていれば 淋さみしい思おもいしなくて済すむから

生いきてゆくことは淋さみしい思おもいをすること

シンプルに戻もどすのが 案外あんがいに出来できなくて