よみ：まなざし
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セピア坂ざかに大小だいしょう影かげが並ならんで
繋つないだ手てがちょっと乾かわいてて痛いたい
逸はやる気持きもち一いっ歩ぽ先さきを歩あるけば
離はなした手てに残のこる琵琶びわの実みの香かおり
笛ふえの音ねが鳴なって空そらは赤あからんで
気きづくと影かげは 伸のびて滲にじんでゆく
あなたを追おい越こして
眼差まなざしの奥おくから
変かわらない温度おんどで
包つつむように瞬まばたきしているまま
息いきをする前まえから
変かわりゆくわたしが
振ふり返かえるといつも見みているまま
ママ
色味いろみのない弁当べんとう薄うすめの味付あじつけ
何故なぜか恥はずかしくって隠かくして食たべた
あの感情かんじょうさえも見透みすかされていて
嫌気いやけが差さして悪態あくたいついたら
寂さみしく笑わらっていた
ぼやけたとしても
見みえなくなっても
あなたは
眼差まなざしの奥おくから
変かわらない温度おんどで
包つつむように瞬まばたきしているまま
息いきをする前まえから
変かわりゆくわたしが
振ふり返かえるといつも見みているまま
ママ
繋つないだ手てがちょっと乾かわいてて痛いたい
逸はやる気持きもち一いっ歩ぽ先さきを歩あるけば
離はなした手てに残のこる琵琶びわの実みの香かおり
笛ふえの音ねが鳴なって空そらは赤あからんで
気きづくと影かげは 伸のびて滲にじんでゆく
あなたを追おい越こして
眼差まなざしの奥おくから
変かわらない温度おんどで
包つつむように瞬まばたきしているまま
息いきをする前まえから
変かわりゆくわたしが
振ふり返かえるといつも見みているまま
ママ
色味いろみのない弁当べんとう薄うすめの味付あじつけ
何故なぜか恥はずかしくって隠かくして食たべた
あの感情かんじょうさえも見透みすかされていて
嫌気いやけが差さして悪態あくたいついたら
寂さみしく笑わらっていた
ぼやけたとしても
見みえなくなっても
あなたは
眼差まなざしの奥おくから
変かわらない温度おんどで
包つつむように瞬まばたきしているまま
息いきをする前まえから
変かわりゆくわたしが
振ふり返かえるといつも見みているまま
ママ
