オレンジとブルー 歌詞 mol-74 ふりがな付

汐風しおかぜが肺はいを満みたして
君きみへの言葉ことばが詰つまって
微かすかな光ひかり
溜息ためいきにしないように喉元のどもとがおどけている

伸のびた髪かみが靡なびく度たびに揺ゆれる匂においが掠かすめていく

このまま遠とおくへ
このまま遠とおくへ
誰だれも知しらない場所ばしょへ行ゆこう
君きみの狡ずるさも
受うけ止とめたいよ
0にはできなくても1に触ふれさせて

脇役わきやくなんていらなくて
主役しゅやくにさせてほしいだけ
確たしかな祈いのり
時間じかんをすすぐみたいに景色けしきが掠かすれていく

いつまでも言いい切きれない想おもいの端はしを握にぎりしめて

このまま遠とおくへ
このまま遠とおくへ
君きみも知しらない場所ばしょへ行ゆこう
言いい訳わけさえも
抱だきしめたいよ
0にはできなくても1に触ふれさせて

明白めいはくに青あおい視界しかいが
嫌味いやみみたいに僕ぼくらを重かさね出だして
汚よごれたままで終おわれないよ
君きみは何なにを見みてる?

このまま遠とおくへ
どこまでも遠とおくへ
誰だれも知しらない場所ばしょへ行ゆこう
正ただしいことを
間違まちがえようとも
100にはできなくても近付ちかづけさせて
0にはできなくても1に触ふれさせて

触ふれさせて