よみ:たったひとりのりかいしゃ
たった一人の理解者 歌詞
-
高遠丞,飛鳥晴翔,神木坂レニ(MANKAI STAGE)
- 2024.8.7 リリース
- 作詞
- 亀田真二郎
- 作曲
- Yu(vague)
- 編曲
- Yu(vague)
友情
感動
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元気
結果
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芝居しばいがしたい。ただそれだけの思おもいで、ビロードウェイでトップクラスの劇団げきだん、GOD座ざの門もんを叩たたいた。
稽古場けいこばには終始しゅうし緊張感きんちょうかんが漂ただよい、ピリピリした空気くうきが流ながれていた。
「ジャマ……」
「すいません」
「新入しんいり?」
「はい。高遠たかとう 丞たすくです。よろしくお願ねがいします!」
「あー、自己じこ紹介しょうかいとかいいや。興味きょうみないから」
「でも、これから一緒いっしょに芝居しばいを作つくっていくわけだし……」
「友達ともだちが欲ほしいの? だったらよそに行ゆけば?」
「いえ、そういうことじゃ……」
「トップに立たつのは僕ぼくだから。ジャマだけはするな」
周まわりはすべて蹴落けおとすべきライバル……
慣なれ合あいや仲間なかま意識いしきなど、ここには存在そんざいしない……。
共ともにオーディションを受うけた紬つむぎの姿すがたはない。後悔こうかいや苛立いらだち、虚むなしさが込こみ上あげる……。
だが、大好だいすきな芝居しばいをするため、俺おれは無理矢理むりやり前まえに進すすんだ。
そして、入団にゅうだんから一いち年ねん経たった頃ころ……。
「丞たすくの芝居しばいは堂々どうどうとしていて華はながある。GOD座ざのセンターにふさわしい」
「……ありがとうございます」
「これからはそこがお前まえの居場所いばしょだ」
客席きゃくせきから浴あびせられる万雷ばんらいの拍手はくしゅと称賛しょうさんの声こえを、中央ちゅうおうで一身いっしんに受うけ止とめる。
大おおきな舞台ぶたいの真まん中なかから見みえる景色けしきは最高さいこうだった。だが……。
「初主演はつしゅえんなのに全然ぜんぜん緊張きんちょうしてないな……」
「今いままでのトップで一番いちばんふてぶてしいんじゃない?」
「生意気なまいきだよな……あいつ」
周まわりに目めをやればライバルたちの視線しせん
その重圧じゅうあつに負まけないようにひたすらに努力どりょくする日々ひび……
「丞たすく……」
「ああ……お疲つかれ……」
「調子ちょうしにのるなよ? いずれ必かならず僕ぼくがトップになる。……お前まえには絶対ぜったいに負まけない…」
誰だれにも頼たよれない
誰だれも理解りかいしてくれない
本当ほんとうの俺おれを誰だれも見みていない
あの頃ころ……俺おれの気持きもちを理解りかいしてくれたのは、この人ひとだけだったな……。
初主演はつしゅえんの舞台ぶたいでもらった一枚いちまいのアンケート
辛辣しんらつなダメ出だしで埋うめ尽つくされていた
でもこの人ひとは
俺おれの芝居しばいを見みてくれている
俺おれの芝居しばいを受うけ止とめてくれてる
顔かおも知しらない理解者りかいしゃ
たった一人ひとりの理解者りかいしゃ
稽古場けいこばには終始しゅうし緊張感きんちょうかんが漂ただよい、ピリピリした空気くうきが流ながれていた。
「ジャマ……」
「すいません」
「新入しんいり?」
「はい。高遠たかとう 丞たすくです。よろしくお願ねがいします!」
「あー、自己じこ紹介しょうかいとかいいや。興味きょうみないから」
「でも、これから一緒いっしょに芝居しばいを作つくっていくわけだし……」
「友達ともだちが欲ほしいの? だったらよそに行ゆけば?」
「いえ、そういうことじゃ……」
「トップに立たつのは僕ぼくだから。ジャマだけはするな」
周まわりはすべて蹴落けおとすべきライバル……
慣なれ合あいや仲間なかま意識いしきなど、ここには存在そんざいしない……。
共ともにオーディションを受うけた紬つむぎの姿すがたはない。後悔こうかいや苛立いらだち、虚むなしさが込こみ上あげる……。
だが、大好だいすきな芝居しばいをするため、俺おれは無理矢理むりやり前まえに進すすんだ。
そして、入団にゅうだんから一いち年ねん経たった頃ころ……。
「丞たすくの芝居しばいは堂々どうどうとしていて華はながある。GOD座ざのセンターにふさわしい」
「……ありがとうございます」
「これからはそこがお前まえの居場所いばしょだ」
客席きゃくせきから浴あびせられる万雷ばんらいの拍手はくしゅと称賛しょうさんの声こえを、中央ちゅうおうで一身いっしんに受うけ止とめる。
大おおきな舞台ぶたいの真まん中なかから見みえる景色けしきは最高さいこうだった。だが……。
「初主演はつしゅえんなのに全然ぜんぜん緊張きんちょうしてないな……」
「今いままでのトップで一番いちばんふてぶてしいんじゃない?」
「生意気なまいきだよな……あいつ」
周まわりに目めをやればライバルたちの視線しせん
その重圧じゅうあつに負まけないようにひたすらに努力どりょくする日々ひび……
「丞たすく……」
「ああ……お疲つかれ……」
「調子ちょうしにのるなよ? いずれ必かならず僕ぼくがトップになる。……お前まえには絶対ぜったいに負まけない…」
誰だれにも頼たよれない
誰だれも理解りかいしてくれない
本当ほんとうの俺おれを誰だれも見みていない
あの頃ころ……俺おれの気持きもちを理解りかいしてくれたのは、この人ひとだけだったな……。
初主演はつしゅえんの舞台ぶたいでもらった一枚いちまいのアンケート
辛辣しんらつなダメ出だしで埋うめ尽つくされていた
でもこの人ひとは
俺おれの芝居しばいを見みてくれている
俺おれの芝居しばいを受うけ止とめてくれてる
顔かおも知しらない理解者りかいしゃ
たった一人ひとりの理解者りかいしゃ