オーガストはオレに 全すべてを教おしえてくれた
生いきていく術すべも『家族かぞく』の温ぬくもりも
誰だれよりも大切たいせつな家族かぞくだったのに
オレは彼かれを守まもれなかった
「ありがとう」も「さようなら」も伝つたえられずに
気きが付ついたらオレは 記憶きおくも大切たいせつな家族かぞくも
失うしなっていた……
過去かこを忘わすれて『御影みかげ 密ひそか』として生いきることが、オーガストの望のぞんだことだった。
でも……捨すてられなかった。そこに『家族かぞく』がいたから。
組織そしきにいた過去かこも
家族かぞくとの思おもい出でも
全部ぜんぶつながっていて
捨すてられない
みんなが認みとめてくれるオレの芝居しばいは 役者やくしゃ・御影みかげ 密ひそかは
オーガストがくれたものだから
「過去かこの全すべてが今いまのオレにつながってる。だからオレは……過去かこを捨すてずに、過去かこも含ふくめて『御影みかげ 密ひそか』になる。」
「……うん。それでいいと思おもうよ。」
「密ひそか……大切たいせつな家族かぞくに伝つたえたいことがあるんじゃないの?」
「……でも……。」
「伝つたわるよ、きっと…。」
「その花はなと一緒いっしょに、密ひそかくんの思おもいを届とどけてあげよう……。」
「うん……。
……オーガスト。」
ごめんなさい
キミの最期さいごの願ねがいは 叶かなえてあげられない
オレはキミを忘わすれない 忘わすれられない
だって大事だいじな 家族かぞくだから
『家族かぞく』なんて知しらなかった
『家族かぞく』を知しらずに生いきてきた
でもきっとこれがそうなんだ
当あたり前まえじゃない特別とくべつな家族かぞく
特別とくべつで大切たいせつな二人ふたりの幸しあわせが
いつまでもいつまでも
続つづきますように
ありがとう
キミがくれた人生じんせいを
大切たいせつに歩あゆんでいくよ
一緒いっしょに歩あるこう
支ささえるよ
見守みまもっていて
遠とおい空そらの上うえから
俺おれ達たちが
仲間なかま達たちと共ともに
歩あるいていくから
どんな時ときも
一生懸命いっしょうけんめい生いきていくよ
生いきていこう
あの日々ひびを胸むねに
抱だいて
オoーガストgasutoはhaオレoreにni 全subeてをtewo教oshiえてくれたetekureta
生iきていくkiteiku術subeもmo『家族kazoku』のno温nukuもりもmorimo
誰dareよりもyorimo大切taisetsuなna家族kazokuだったのにdattanoni
オレoreはha彼kareをwo守mamoれなかったrenakatta
「ありがとうarigatou」もmo「さようならsayounara」もmo伝tsutaえられずにerarezuni
気kiがga付tsuいたらitaraオレoreはha 記憶kiokuもmo大切taisetsuなna家族kazokuもmo
失ushinaっていたtteita……
過去kakoをwo忘wasuれてrete『御影mikage 密hisoka』としてtoshite生iきることがkirukotoga、オoーガストgasutoのno望nozoんだことだったndakotodatta。
でもdemo……捨suてられなかったterarenakatta。そこにsokoni『家族kazoku』がいたからgaitakara。
組織soshikiにいたniita過去kakoもmo
家族kazokuとのtono思omoいi出deもmo
全部zenbuつながっていてtsunagatteite
捨suてられないterarenai
みんながminnaga認mitoめてくれるmetekureruオレoreのno芝居shibaiはha 役者yakusya・御影mikage 密hisokaはha
オoーガストgasutoがくれたものだからgakuretamonodakara
「過去kakoのno全subeてがtega今imaのnoオレoreにつながってるnitsunagatteru。だからdakaraオレoreはha……過去kakoをwo捨suてずにtezuni、過去kakoもmo含fukuめてmete『御影mikage 密hisoka』になるninaru。」
「……うんun。それでいいとsoredeiito思omoうよuyo。」
「密hisoka……大切taisetsuなna家族kazokuにni伝tsutaえたいことがあるんじゃないのetaikotogaarunjanaino?」
「……でもdemo……。」
「伝tsutaわるよwaruyo、きっとkitto…。」
「そのsono花hanaとto一緒issyoにni、密hisokaくんのkunno思omoいをiwo届todoけてあげようketeageyou……。」
「うんun……。
……オoーガストgasuto。」
ごめんなさいgomennasai
キミkimiのno最期saigoのno願negaいはiha 叶kanaえてあげられないeteagerarenai
オレoreはhaキミkimiをwo忘wasuれないrenai 忘wasuれられないrerarenai
だってdatte大事daijiなna 家族kazokuだからdakara
『家族kazoku』なんてnante知shiらなかったranakatta
『家族kazoku』をwo知shiらずにrazuni生iきてきたkitekita
でもきっとこれがそうなんだdemokittokoregasounanda
当aたりtari前maeじゃないjanai特別tokubetsuなna家族kazoku
特別tokubetsuでde大切taisetsuなna二人futariのno幸shiawaせがsega
いつまでもいつまでもitsumademoitsumademo
続tsuduきますようにkimasuyouni
ありがとうarigatou
キミkimiがくれたgakureta人生jinseiをwo
大切taisetsuにni歩ayuんでいくよndeikuyo
一緒issyoにni歩aruこうkou
支sasaえるよeruyo
見守mimamoっていてtteite
遠tooいi空soraのno上ueからkara
俺ore達tachiがga
仲間nakama達tachiとto共tomoにni
歩aruいていくからiteikukara
どんなdonna時tokiもmo
一生懸命issyoukenmei生iきていくよkiteikuyo
生iきていこうkiteikou
あのano日々hibiをwo胸muneにni
抱daいてite