いつからここにいたんだろう
真まっ白しろ この世界せかいはずっと
冴さえた月つき 照てらす足元あしもと
映うつるは誰だれの姿すがたか
御出おいで 音おとの先さき 光ひかりの先さきへ
そよかぜたちが誘さそってる
御出おいで 荷物にもつはすべて置おいたまま
この森もりの深ふかくへ
雫しずくがこぼれて 掌てのひらに浮うかぶ
潜ひそむ影かげ 歪ゆがんで見みえたでしょう
追おいかけ続つづけた 魂たましいの名残なごり
祈いのるようにまた歌うたい揺蕩たゆたうの ただ
がらんどう もう帰かえり道みちすらもない
揺ゆれた 触ふれた あの篝火かがりびさえも 涙なみだに流ながされた
あと少すこしだけ 迷まよわせてはくれないか
今いまは誰たがために歩あるき続つづける
宛あてのない旅たび
不安定ふあんていな雲くも一ひとつ
真まっ黒くろ 覆おおわれてしまった
光ひかる星ほし 見上みあげた瞳ひとみ
浮うかぶは誰だれの仕草しぐさか
御覧ごらん 温あたためた吐息といきの轍わだち
せせらぎたちも歌うたってる
御覧ごらん 芽吹めぶいた心こころ色いろめいた
そんな気きがしたから
前まえを向むけた
ひどく霞かすんだ 見みえずにいた
でも確たしかにそこにあった
擦すり切きれるまで生いき息いきの緒おに進すすむ
からっぽなら 注そそぐだけでよかった
濡ぬれた 触ふれた あの雨あめと混まじって
涙なみだは溶とけ合あった
最初さいしょから 帰かえり道みちはなかった
揺ゆれた 触ふれた あの篝火かがりびだけが 唯ただ一ひとつの道標みちしるべ
あと少すこし ほら 迷まようことさえ迷まよわず
今いまは誰たがために歩あるき続つづける
宛あてのない旅たび
いつまでここにいるんだろう
真まっ白しろ だったこの世界せかいで
おぼろげに見みえた光ひかりは
確たしかにそこにあるもの
いつからここにいたんだろうitsukarakokoniitandarou
真maっxtu白shiro このkono世界sekaiはずっとhazutto
冴saえたeta月tsuki 照teらすrasu足元ashimoto
映utsuるはruha誰dareのno姿sugataかka
御出oide 音otoのno先saki 光hikariのno先sakiへhe
そよかぜたちがsoyokazetachiga誘sasoってるtteru
御出oide 荷物nimotsuはすべてhasubete置oいたままitamama
このkono森moriのno深fukaくへkuhe
雫shizukuがこぼれてgakoborete 掌tenohiraにni浮uかぶkabu
潜hisoむmu影kage 歪yugaんでnde見miえたでしょうetadesyou
追oいかけikake続tsuduけたketa 魂tamashiiのno名残nagori
祈inoるようにまたruyounimata歌utaいi揺蕩tayutaうのuno ただtada
がらんどうgarandou もうmou帰kaeりri道michiすらもないsuramonai
揺yuれたreta 触fuれたreta あのano篝火kagaribiさえもsaemo 涙namidaにni流nagaされたsareta
あとato少sukoしだけshidake 迷mayoわせてはくれないかwasetehakurenaika
今imaはha誰taがためにgatameni歩aruきki続tsuduけるkeru
宛aてのないtenonai旅tabi
不安定fuanteiなna雲kumo一hitoつtsu
真maっxtu黒kuro 覆ooわれてしまったwareteshimatta
光hikaるru星hoshi 見上miaげたgeta瞳hitomi
浮uかぶはkabuha誰dareのno仕草shigusaかka
御覧goran 温atataめたmeta吐息toikiのno轍wadachi
せせらぎたちもseseragitachimo歌utaってるtteru
御覧goran 芽吹mebuいたita心kokoro色iroめいたmeita
そんなsonna気kiがしたからgashitakara
前maeをwo向muけたketa
ひどくhidoku霞kasuんだnda 見miえずにいたezuniita
でもdemo確tashiかにそこにあったkanisokoniatta
擦suりri切kiれるまでrerumade生iきki息ikiのno緒oにni進susuむmu
からっぽならkarapponara 注sosoぐだけでよかったgudakedeyokatta
濡nuれたreta 触fuれたreta あのano雨ameとto混maじってjitte
涙namidaはha溶toけke合aったtta
最初saisyoからkara 帰kaeりri道michiはなかったhanakatta
揺yuれたreta 触fuれたreta あのano篝火kagaribiだけがdakega 唯tada一hitoつのtsuno道標michishirube
あとato少sukoしshi ほらhora 迷mayoうことさえukotosae迷mayoわずwazu
今imaはha誰taがためにgatameni歩aruきki続tsuduけるkeru
宛aてのないtenonai旅tabi
いつまでここにいるんだろうitsumadekokoniirundarou
真maっxtu白shiro だったこのdattakono世界sekaiでde
おぼろげにoborogeni見miえたeta光hikariはha
確tashiかにそこにあるものkanisokoniarumono